万病に効くと言われる里芋パスター(湿布)と生姜湯湿布を作りました

orosisatoimo 厚着をしたり、ミカンなどのビタミンを摂取したりと気は付けていたのですが、自己管理が甘かったです。不覚にも風邪をひいてしまいました。今年の風邪の症状はどうやら喉が痛くなるみたいです。その他には鼻水、鼻詰まりといったお決まりの症状。と言ってもただの風邪ですので病院に行くほどでもなし、市販薬で済まそうとしたところ、ふと思い出しました。里芋パスターの事を。もしかするとご年配の方から聞いた事があるかもしれませんが、民間療法(自然療法)の一つで、里芋をすって患部に貼るといったものです。いわゆる、おばあちゃんの知恵袋的なものです。品種にもよりますが、里芋なら秋頃からは特に市場に出回ります。薬を飲む前に、物は試しで早速作ってみました。

里芋パスター

材料

里芋・・患部の大きさに合わせて 小麦粉・・里芋と同量 生姜・・適量(里芋の一割くらい)
  1. 里芋の皮をむいて、すりおろす。
  2. 生姜を里芋の一割くらい、すりおろす。
  3. 里芋と同量の小麦粉を入れる。
  4. 1,2,3をよく混ぜ合わせる。
  5. 布やガーゼにのせて、厚さ1.5センチくらいにのばす。
  6. 布やガーゼで包み、患部に当てる。
satoimo 里芋を厚めにむきます。 satoimosippu すりおろしたものです。 sippu すりおろした里芋に生姜と小麦粉をまぜました。 早速、喉に当ててみるとひんやりして気持ちが良いです。里芋ですから匂いもさほど気になりません。ただ柔らかいので寝てる間にガーゼからはみ出してしまう可能性もあります。私も布団が汚れたら嫌なので、仰向けになって、うとうとしながら当てていました。タオルやサラシなどで湿布をさらに固定したらいいかもしれません。ちなみに里芋パスターを貼る前に、患部を生姜湯湿布で温めて、血行をよくしておくと一層効果的です。

生姜湯湿布

  1. 生姜をすりおろす。(150グラムくらい)
  2. 木綿かガーゼの袋に生姜を入れて袋の口を縛る。
  3. 金属製のタライか鍋に70度になるまで湯を沸かし、生姜袋を入れます。
  4. 火傷しないようにゴム手袋などをはめて、タオルや布を浸して絞ります。
  5. 少し冷ましてから患部にのせます。
orosishouga ガーゼで袋を作って、すりおろした生姜を入れました。 shougayu 70度くらいに湯を沸かし、生姜袋を入れます。生姜のエキスが流れ出て、湯の色が変わってきています。 shougayusippu そのままタオルを鍋の中に突っ込んで、軽く絞ります。少し冷めたら患部にあてて下さい。 温湿布である生姜湯はとても香りがよくて気持ちが良いです。生姜特有の、じわじわと体の芯から温まる感じです。肝臓、腎臓に当てると、疲れを取り、浄化作用を促して毒素を吸い出してくれるそうです。腰痛やリウマチの痛みを緩和させてくれる働きも期待されます。生姜湯湿布で20分くらい患部を温めたら、里芋パスターの出番です。ただし!患部に熱をもっていたら生姜湯湿布はしないですぐに里芋パスターを貼って下さい。里芋パスターは咽頭痛、腫れもの、捻挫、リウマチ熱、神経痛、内臓痛、乳腺炎、癌、胃潰瘍、盲腸炎、喘息、おたふく風邪、通風、関節炎、打ち身、などに効果があるとされています。しかし万病に効くと謳われていますが、私自身が全ての病気に対して試したわけでもありませんし、科学的、医学的根拠もそれほどありません。かと言って食材ですからアレルギー体質の方は別として、体に害をもたらすものでもありません。里芋はかぶれやすいですから、肌の弱い方もなるべくなら控えた方がいいかと思います。だいたい4~5時間くらいで張り替えて下さい。効果のほどは・・・どうなんでしょうかね。朝起きてみると痛みは殆どなくなっていましたが、それが自然に治癒したものなのか、湿布のおかげなのかは定かではありません。風邪はひきたくありませんが、次回はもっと酷い症状の時に試してみたいと思います。少し手間がかかりますが、料理にも湿布にも両方使えますので、市販の湿布よりは経済的ですよね。