鮟鱇/アンコウ(生)


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鮟鱇/アンコウ・生

「 鮟鱇/アンコウ・生」に関して100g中の カロリーを国の基準で評価した場合、2.9%含有し、58k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる100g中の 成分は、ビタミンB12(50%:1.2μg)、次はナイアシン(34.17%:4.1mg)、そして、蛋白質(26%:13g)、ビタミンD(18.18%:1μg)、リン(17.5%:140mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆8%
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アンコウ


鮟鱇は、成長すると一メートル程度に達しますが、漁獲されているものはそれより小さめになっています。浮遊性の卵の塊を、春に浅所へ産卵します。漁獲は、刺し網や底引き網で行われ、調理ではあん肝や鮟鱇鍋(鮟鱇なべ)が代表的です。生息域は温帯となるインド洋や太平洋で、その海底になります。水戸のアンコウや常陸物などと呼ばれているアンコウは、茨城県の沖にて漁獲されているものです。日本の分布域は、この茨城県沖で、値段も高めになっています。黄鮟鱇(きあんこう)はクツあんこうと見た目は良く似ていますが、口の中にある白色点で見分けることができます。キあんこうは、口の中が一律に暗色であるのに対して、本種(くつあんこう)のそれは暗色となった部分に白色点が見えます。市場で多く出回っているのは、この黄あんこうで、そのほとんどが食べられるようになっています。食味は淡白で、肉質は柔らかくなっています。あんきもと呼ばれる肝は、濃厚な味になっていて、珍味として珍重され、別名では和製フォアグラと呼ばれるほどです。あんこう鍋では、鍋の具として肝を茹でるしょうゆ味と生の肝を直接汁に混入させるみそ味があります。またこういったあんこう鍋の他、から揚げなどにも利用されています。尚、どぶ汁は茨城県において知られる郷土料理で、あんこうから出てくる水分のみを用いて鍋物にした料理です。