赤貝/アカガイ

赤貝/アカガイの概要

赤貝に含まれるタンパク質は、他の二枚貝よりその量が多いとされます。反面脂質の量が少ないものとなっています。アカガイの殻は一部、黒く縁取られ、その他は灰白色となっていて、殻長は凡そ十二センチ前後となります。十センチ以上もの殻を持ち、その表面には四十二本前後の縦溝があります。殻の中の身は赤色で、この赤みはヘモグロビンによるものです。すし種として利用されることが多く、シコシコとしたアカガイ特有の歯ごたえがあります。また、タマは肉の真ん中部分で、ヒモは珍味とされていて、その周りの部分となります。旨味が強くなる時期は特に冬で、味が落ちるとされるのは、アカガイの産卵期である六月から九月にかけてとなります。

赤貝/期待される効能・効果

動脈硬化の予防と改善、肝機能の亢進作用があると言われています。アカガイは、ビタミンB1やビタミンB2を多く含み、神経系のコントロールや疲労回復に役立つと言われています。また、貝類の中ではビタミンAを多く含み、グリコーゲンやタウリンも含みます。グリコーゲンは、肝機能を活性化させると言われていて、タウリンは血中のコレステロール値を低下させる働きがあると考えられており、また、強心作用もあるとされています。その他、亜鉛も多く含まれているため、味覚障害の予防に役立つとされます。