ホキ

ホキの概要

ホキの生息域はニュージーランドの近辺であり、大陸棚などに群生しています。ホキは水深およそ数百メートルの位置に見られる深海魚であり、成長するとおよそ一メートル程度の全長になります。ホキは英名での呼び名であり、日本でもそのまま使われています。体はツヤツヤとした銀白色が全域を覆っており、強い青みが特徴です。また、平たい体は細長くなっており、尾の先っぽまで背びれが伸びています。温帯海域の南半球に分布しており、重さは六キロを超えるものもあります。ホキの産卵期は冬で、生まれた稚魚の餌はプランクトンとなります。ほきは白身魚で脂質は少なくなっており、味はあっさりとしています。練り製品であるカマボコなどに利用されるほか、白身魚フライやファーストフードなどにも使われます。

ほき/期待される効能・効果

アレルギーや癌の発生を抑えたり、骨を丈夫にする働きがあると言われています。また、脳の働きを保つのを改善したり、血栓の形成を抑制する作用があると考えられています。その他、高血圧や動脈硬化の予防にも役立つと言われています。含有される成分では、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA/IPA)、ビタミンD・Eなどがあります。ドコサヘキサエン酸は、アレルギー症状を緩和したり、癌を予防する作用があると言われています。また、コレステロールを減少させたり、老人性認知症の改善にも有用とされます。エイコサペンタエン酸は高いコレステロール低下作用や抗血栓作用があるとされ、その効果はDHAのそれより優れていると考えられています。また、アレルギー症状を改善したり、癌や高血圧、動脈硬化の予防にも有用とされます。ビタミンDは、カルシウムの吸収を促す働きがあると言われており、ビタミンEは、脂質の酸化を防止する役割があるとされます。