玉葱/タマネギ(りん茎・生)

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玉葱/タマネギ・りん茎・生

「 玉葱/タマネギ・りん茎・生」に関して1個約270g中の カロリーを国の基準で評価した場合、5%含有し、99.9k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる1個約270g中の 成分は、ビタミンB6(36%:0.432mg)、次は食物繊維(24%:4.32g)、そして、ビタミンC(21.6%:21.6mg)、カリウム(20.25%:405mg)、葉酸(18%:43.2μg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆8%
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タマネギ


玉葱の原産地は中央アジアであるインド北西部やアフガニスタンといわれていて、古代エジプトではピラミッド建設に従事する労働者に与えていたと言われています。紀元前には南ヨーロッパに伝播したと言われていますが、アメリカへは十七世紀、中国へは十九世紀に伝わったとされます。日本へは二百年程前に伝わったとされていますが、当初は玉葱独特臭などの理由から広く普及するには至りませんでした。明治以降に関西と北海道において、本格的な栽培が行われ、泉州黄と札幌黄が見出され、以後、定着するに至りました。玉葱は、辛タマネギと甘タマネギに分類され、それぞれストロングオニオン、マイルドオニオンと言われます。アメリカから明治以降に伝わったとされるイエローダンバーズ系は、大阪で育成された泉州黄のもとになるもので、イエローグローブダンバースは、北海道で育成された札幌黄のもとになるものです。また、これらの選抜系からも多くの品種が育成されています。たまねぎは、ユリ科多年生草本で、葱に幼い苗の葉が良く似ています。国内での主産地は北海道や大阪で、他には静岡、愛知、香川といった地域でも栽培されています。春に播き、秋に収穫するケースと秋に播き初夏に収穫するケースがあり、そのたまねぎ自体に休眠性を有することから貯蔵性に優れています。そのため、周年市場に出回っていますが、不作時などはアメリカなどから輸入されます。たまねぎには、硫化アリルや硫化プロピルによって強い刺激臭がありますが、これらはビタミンB1の吸収率を高めると言われ、更に抗菌・発汗作用、脂肪の分解、消化酵素の分泌を促進すると考えられています。尚、たまねぎを切っていると涙が出ることがありますが、この成分が硫化アリルの一種である、イオウ化合物のアリシンで、薬効成分と言われています。