食後のデザートより間食

食事をして十分な炭水化物を摂取した後に、更にデザートを食べるのは血糖値を急上昇させ脂肪が蓄積する原因を作ってしまいます。これは、血糖値の上昇に伴って膵臓のランゲルハンス島からインスリンが分泌されるためで、このインスリンによって血液中の糖は、筋肉などの細胞へ取り込まれます。余った分は脂肪に変換されて蓄積されて行く訳ですが、こうして血液中の糖が処理されると、血糖値は下がっていきます。血糖値が下がると空腹感を生じさせられるため、食物の過剰摂取につながり、延いては肥満を招くことになるわけです。また、食事と食事の間隔が長すぎると、空腹状態が持続するため、人間の体はそれに危険性を察知し、脂肪を蓄積するようになります。更に絶食状態が継続して、体の中の脂肪を一度使うと、人間のからだは次回の食事において脂肪を蓄積し、飢餓に適応しようとします。現代社会の食生活の習慣では、昼食のみ多くの人が一定の時間に摂取している傾向にあります。ただ、朝食と昼食より昼食から夕食までの時間が長めで、これも脂肪を蓄積する一因となっています。そして、一日に一回の食事より、数回に分けて食事する方が脂肪が蓄積しにくいと言われています。これは食事と食事の間隔が長すぎると人間の体が脂肪を蓄積しようとするからです。一般には、食後のデザートをとるより、間食をする方が太りにくいと言われています。ただ、食事と食事の間隔が短すぎると、膵臓は休む暇もなくインスリンを常時分泌することになります。これは最終的にインスリン分泌の働きを低下させるため、食事と食事の間隔が短すぎてもよくないということです。尚、間食でも一旦血糖値を低下させてから摂取するのが良いとされています。また、運動量の多い人ほど、インスリン分泌量は少なくて済みます。その他、朝の食事は摂取されても消費される可能性が高いため、朝食を多めにとることが薦められています。このことから、夕食の食事量少なめにして、朝食の食事量を増やすのが良いとされています。