バニラ[ばにら]

バニラの概要

バニラはラン科に分類されていて、メキシコやブラジルなどに野生種が見られます。朝早くに咲いた花は、夜が訪れると閉じます。利用部位は、さや部で、溶剤を用いて精油が抽出されています。これをアブソリュートと言います。現在、メキシコをはじめマダガスカルやインドネシアが産地となっています。果実の形状は豆のようになっているためバニラ豆とも言われています。その長さは凡そ二十センチ程度となっています。加熱した青豆を数日間発酵させて乾燥すると、甘い芳香を放ちます。バニラ精油を加工してアルコールと混ぜ合わせて薄めたものが食用のバニラエッセンスになります。チョコレートやアイスクリームなど様々な食品に使われています。また、ばにらビーンズはスパイスのことを意味していて、質の良いばにらでは、ブルボンばにらと言われているマダガスカル産のものがあります。含有される成分では、ヒドロキシベンズアルデヒドやバニリンといったアルデヒド系のものが知られています。

ばにら/アロマで期待される効能・効果

エッセンシャルオイル(精油)としては、抗鬱・鎮静作用など。甘い芳香が、精神状態を明るくさせ、気分を向上させると言われています。尚、肌へ与える刺激の影響が認められるため、芳香用として利用されています。また、強い香りを有しているため、その利用する量に注意が必要とされています。