アマランサス[あまらんさす]

アマランサスの概要

アマランサスは原産地をメキシコとしていて、その利用は紀元前5000年ごろに遡ります。これは遺跡などで出土しているためで、特にインカ文明の時代には食物として重要な位置を占めていました。アマランサスはヒユ科ヒユ属に分類されている一年草で、野菜としての利用もなされています。その種類は数十種類あると言われていて、食用に限らず、染色用や鑑賞用として幅広い用途で使われています。アマランサスの葉の部分にはタンパク質も含有されており、その他ビタミン類であるビタミンCやミネラル類である鉄分やカルシウムといった成分を含んでいます。タンパク質では、必須アミノ酸であるフェニルアラニンやメチオニン、リジンといったものを含んでおり、特にリジンやメチオニンといった必須アミノ酸は、カルニチンの合成に必要な成分となっています。これらは、肝臓をはじめ、脳や腎臓においても合成されており、脂肪酸をミトコンドリアに移動させる役割を担っています。ミトコンドリアにおいてエネルギーが生成されており、このカルニチンが体内で不十分になると、脂肪がエネルギーとして活用されにくくなります。その結果、脂肪は体の中へ蓄えられることになります。

アマランサス/ハーブで期待される効能・効果

あまらんさすでは、認知症の予防、脂肪燃焼、栄養補給など。アセチルカルニチンは、脂肪酸と結びついたカルニチンから変化して生じる物質ですが、この物質は慢性疲労などに起因して体内におけるその量が少なくなると言われています。この成分が減少すると脳細胞は障害を受けやすくなると言われていて、認知症を引き起こす一つの原因と考えられています。尚、アラマンサスは通常の食品に由来する成分であるため、特に重大な健康被害や副作用などは知られていません。その他、アトピー性皮膚炎や穀物に対してアレルギー反応を示す方にとっては、代用食として利用されることもあります。