ブラックカラント[ぶらっくからんと]

ブラックカラントの概要

ブラックカラントはスグリ科又はユキノシタ科に属し、日本ではクロフサスグリとも呼ばれています。他にカシスとも言われ、ヨーロッパ東部や中部などに分布しています。ブラックカラントの葉は、インフルエンザなどに利用されますが、これは葉に含有されるフラボノイド類であるプロアントシアニジンに収斂、利尿、発汗作用などがあるとされているからです。ブラックカラントの果汁には、ビタミンCやタンニン、カリウム、アントシアニン色素などを含んでいますが、これを消化不良や下痢を引き起こした際に、飲用されたりします。また、果実は、カシス酒造り、ワイン、デザート、コーディアル、ジャムといった加工品に利用されます。種子には、γ-リノレン酸(GLA)が含有されていて、こういった成分は、ボリジやイブニングプリムローズといった植物にも含まれています。

ブラックカラント/ハーブで期待される効能・効果

ぶらっくからんとでは、利尿、発汗作用など。主にインフルエンザや咳といった症状に対して、その改善目的で利用されています。使用を控えるケースは、心臓や腎臓の働きが低下して水腫が出現している場合となります。副作用は、特に知られていません。ぶらっくからんとに含有される成分では、オリゴ糖、プロアントシアニジン、精油成分、ビタミンC、そしてクエルセチンやケンフェロールといったフラボノイド類があります。