キクニガナ/チコリ[きくにがな/ちこり]

キクニガナの概要

キクニガナが食用とされ出したのは古代ローマ時代とも言われており、特有の苦味を有する植物となります。キク科に属し、原産地をヨーロッパなどとする二年草になります。キクニガナは白菜に良く似た形状をしており、日本でも普及するに至っています。同種のものでは、エンダイブといったものがあります。ハーブティーにしたキクニガナ(チコリ)には、体内の老廃物や尿酸を体外へ排出する働きがあるとされます。これは、キクニガナに利尿作用があると考えられているためで、他にも腸内に蓄積されたガスを排出させる働きや胃酸を減少させる作用などがあるとされます。芳香は、コーヒーのそれによく似ており、やや苦味を有します。利用部位は根で、単独或いは他のハーブと併用して飲用されることもあります。有効成分では、苦味質、糖類、アルカロイド、イヌリン、タンニン、ペクチンといったものが知られています。尚、日本ではチコリのことをキクニガナとも呼んでいます。

キクニガナ/ハーブティーで期待される効能・効果

強壮、肝機能促進、血液浄化、消炎、緩下、抗菌、利尿、駆風作用など。尚、妊娠中の方はその利用する量に注意を要します。また、子供への利用は控えます。その他、稀にキク科の植物に対してアレルギー反応を示す方もおられるため、そういった方は利用を控えます。