エストラジオール[えすとらじおーる]

タイム、ホップ、バレリアン、ターメリック、甘草(カンゾウ)などはエストロゲン活性を変動させる働きが実験において示されています。またムラサキツメクサやトウキなどはエストロゲン様作用があるとされます。エストラジオールはエストロゲン補充ホルモン剤であることから、これらのハーブとの併用には注意が必要とされています。イタリアニンジンボクは、その利用によってエストロゲンの生成と補充されたエストラジオールの体の中での利用に変化が見られます。そのため、専門家の意見を聞くなど、注意が必要とされています。ブラックコホシュは、エストラジオールと併用することで、体の中でのエストロゲン作用が強くなりすぎると指摘されています。人間のもつエストロゲンによく似たフィトエストロゲンを含んでいます。エストラジオールは、エストロゲン補充ホルモン剤のことで、更年期障害や骨粗鬆症の予防に適用されています。また、前立腺癌や乳癌などに利用されるケースもあります。この薬は、体の中で亜鉛やマグネシウムなどのミネラル、ビタミンCといった成分の作用を低下させます。そのため、これらの成分を含んだサプリメントなどの摂取が望まれます。また、大豆イソフラボン類とエストラジオールを組み合わせて用いても、体の中でのエストロゲン作用が強くなりすぎてしまうことがあります。大豆イソフラボンには、更年期障害の諸症状を軽減する働きがあるとされています。更に、イプリフラボンと呼ばれる大豆イソフラボンの一つは、骨粗鬆症を防ぐのに有効とされています。えすとらじおーると同様の作用を持つため、両者の併用に注意が必要とされています。その他、えすとらじおーるの利用によって葉酸の吸収率を低下させてしまうこともあります。このためサプリメントなどで葉酸の摂取が望まれています。