フロセミド/プロポキシフェン[ふろせみど/ぷろぽきしふぇん]

フロセミド

利尿作用を持つハーブではゴボウ、ブッコノキ、セイヨウタンポポ、ビルベリー葉、スギナ、マーシュマロ、ノコギリパルメット、ウワウルシ、ヤロー、スギナ、フェンネル種子、カバ、ダミアナ、カバ、シバムギ、コーラノキ、パセリ、マテ、ゴールデンロッドといったものがあります。フロセミドも利尿作用があり、これらのハーブと併用するとその作用が強まります。また利尿作用を有する他の薬剤もありますが、いずれもフロセミドとの併用は控えます。甘草(カンゾウ)は、フロセミドのカリウムを排泄する働きを強めます。ただし、脱グリチルリチン化を行ったカンゾウにはこのような働きはありません。ジギタリスはジゴキシンとほぼ同様の働きを持っています。フロセミドとジゴキシンを組み合わせて利用した場合、副作用が現れます。このためジゴキシンとよく似た働きを持つジギタリスにも同様の副作用が推測できるため、両者の併用は控えます。フロセミドは、ループ利尿剤のことを指していて、浮腫や高血圧、うっ血性心臓疾患などに適用されています。強い利尿作用を有することから、水分だけでなくマグネシウムやカリウムまでも排泄してしまいます。そのため、これらの成分をサプリメントなどで摂取する必要性があります。

プロポキシフェン

鎮静作用を有するセントジョーンズワート、トリプトファン、キャットニップ、SAMe(サム・イー)、バレリアン、カモミール、パッションフラワーといったものはプロポキシフェンと組み合わせて用いることで、傾眠作用が高まります。そのため、これらのものと組み合わせて利用することは控えます。プロポキシフェンは麻酔性の鎮痛薬のことを指していて、一般には疼痛などの症状に適用されています。尚、依存性が認められているため、その利用に注意が必要とされています。また、アルコールとの併用はプロポキシフェンの傾眠及び眩暈といった働きを強めてしまいます。このため両者の併用は控えます。