アラキドン酸/ARA

アラキドン酸は不飽和脂肪酸であり、リン脂質の一つとなります。人間の体の中では、皮膚をはじめ、肝臓や脳など様々な組織において見られるもので、細胞膜を構成する主な成分の一つとなっています。アラキドン酸はを加えたミルクなども販売されており、これは乳児の発育に影響を与えるからだとされています。もともと母乳にも含有されている成分で、学習及び記憶の向上に役立つとされています。ニューロンは脳内の神経細胞のことですが、このニューロンとニューロンの結合部分をシナプスと言います。シナプスでは、ニューロンを通ってきた神経伝達物質が放出されており、その先のニューロンへ渡す役割を担っています。こういった一連の神経伝達が円滑に運ばれるほど、学習能力及び記憶力が向上すると言われています。アラキドン酸には、こういった神経伝達を促進する働きがあると考えられています。人間は歳を重ねるとアラキドン酸の体内含有量が低下するため、これを摂取することで脳細胞の老化の予防に役立つとされています。

アラキドン酸/期待される効能・効果

アラキドン酸では、記憶力及び学習能力の向上。一般的な食品に由来するため、特に重大な副作用や相互作用などは知られていません。また、レバーや鯖(さば)、鰤(ぶり)といった食品にもアラキドン酸が含有されていますが、大量に摂取するとコレステロールも過剰摂取してしまうことが懸念されます。