はっさく


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はっさく・砂じょう・生

「 はっさく・砂じょう・生」に関して1個約210g中の カロリーを国の基準で評価した場合、4.73%含有し、94.5k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる1個約210g中の 成分は、ビタミンC(84%:84mg)、次はカリウム(18.9%:378mg)、そして、食物繊維(17.5%:3.15g)、パントテン酸(15.75%:0.63mg)、葉酸(14%:33.6μg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆8%
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はっさく


はっさくは広島県因島市、浄土寺境内で、1860年頃の江戸時代後期に発見され、偶発実生として生まれました。旧暦の八月一日から食すことができるという意味で八朔と名付けられましたが、実際にはまだ未熟で食べるには適しません。重さは約400グラム程度で、じょうのうと言われる袋や果肉は少し固めとなります。ただ、果肉と袋との分離は容易で、食べやすいものとなっています。品種には、八朔以外に紅八朔、早生八朔があり、紅八朔は通常の八朔の黄橙色から赤橙色に変色したもので、着色が早く酸味の低いものが早生八朔となります。はっさくの樹は寒さに強いため栽培しやすい果物で、同じ柑橘類の中では大木の部類に入ります。ただ、温度が低くなると果実は落果しやすいと言われています。主なハッサクの生産地は和歌山をはじめ、広島、愛媛などで、旬は春頃となります。しかしながら、市場に出回るものは、12月前後に採取されたもので、貯蔵した後春に出荷されています。ほとんどは生食となりますが、これは苦味成分であるナリギンを始め、ノミリンやリモニンをハッサクが含んでいるためで、加工に適さないものとなっています。というのは、加工によって熱を加えると苦味が増加してしまうからですが、現在は、苦味を取り除くために、イオン交換樹脂という方法が考案されていて、これによって一部分は果汁用に用いられています。