カロリーと栄養計算に関するシステムの解説

栄養計算とカロリー計算(ダイエットシミュレーションプログラム)セクション

弊サイトでは、全てのページで計算結果と値が連動し、共有されています。つまり、栄養計算セクションで計算された結果は、そのままカロリー計算セクションでも引き継ぎ、反対にカロリー計算セクションで計算されたものは、栄養計算セクションでも引き継ぎます。そのため、同一食品であれば、どちらのセクションで計算しても同じ計算結果をプログラムが保持し、どのページに移動しても、その保持したデータを出力できるようになっています。ただし、長時間にわたって計算の操作が無い場合、リソース確保からプログラムが自動的に削除するデータもあります。

表の見方

上図における「含有率」とは、食事摂取基準の「基準値」に対してどれぐらい含まれているかを表しています。仮に100%であれば「基準値」と「実際の含有量」の値は同じになります。また、「過不足」は「基準値」よりどれぐらい多いか少ないかを表しており、多い場合は赤文字、少なければ紫文字の数値で表現しています。過剰にも不足にも該当しない場合は黒文字での「0」を表示します。

グラフの見方

食事摂取基準(国の基準)による一日で必要な量を100%とした場合に対する実際の含有量を棒グラフで表しています。

栄養(成分)バランス達成率

弊サイトでいう「栄養バランス達成率」とは、食事摂取基準で採用されている各栄養素が「設定された基準値」からどれだけ「不足」せず、「過剰」に至らないかを%で示す値です。この値は含有率100%を基準とし、各栄養素の実際の含有率の差となる絶対値をそれぞれ足して平均値を求め、100からその平均値を引いて計算しています。つまり、この値が100%に近づくほど食事摂取基準で採用されている各栄養素の値もそれぞれ100%に近づくことになり、延いては食事摂取基準にもとづくバランスのとれた食事ができることになります。計算式では100から平均値をひいた値がマイナスになった場合、0を代入しています。このため、極端に栄養バランスが崩れたケースでは、「栄養バランス達成率」は0%を出力します。また、この計算は平均値を求めているため、特定の栄養素が極端に少なく(あるいは多く)ても他の多くの栄養素が高得点を獲得していれば、「栄養バランス達成率」も高得点になります。但し、「栄養バランス達成率」が仮に100%であれば、食事摂取基準に採用されているすべての栄養素が「過剰」にも「不足」にも該当せず、食事摂取基準にもとづく100%の最適な栄養バランスとなります。尚、このプログラムに関しても「単品栄養価」タブでは単品の食品、「成分合計」タブでは加算した食品の合計から計算結果を出力しているため、それぞれのタブ内での計算結果は最初の一回目を除くと異なります。

栄養バランス重視の加算上限推奨量

弊サイトでいう「栄養バランス重視の加算上限推奨量 」は、食事摂取基準の設定ページで登録されている各栄養素の基準値に過不足なく含有率100%に近づけるための推奨量です。(弊サイトにおける食事摂取基準の初期値は30-49歳女性のかたを対象とし、その基準値は設定ページのラジオボタンに初めからチェックされている値となりますが、全て変更できます)このプログラムは、食材の加算によって特定の栄養素が含有率100%に近づくとその栄養素を多く含む食品に対しては加算量を抑える少なめの数値(加算量g)をアドバイスし、その栄養素をあまり含まない食品では多めの数値をアドバイスします。この数値を超えない範囲で加算していくと「栄養バランス達成率」はおおよそ60%から70%ほどに達します。また、同じ食品の加算を避けたり加算対象にする食材を多めに選ぶなど、工夫次第ではより高い数値を引き出します。但し、「栄養バランス達成率」が高くなってくると条件によっては値が下がることもあります。その他、バランスをとるために各栄養素の含有率の最大値は約185%に設定しており、この値を超えるとどの食品でも「栄養バランス重視の加算上限推奨量 」は0gになります。その場合、最大値を超えている栄養素を含む食品を削除するかリセットして下さい。また、真昆布のヨウ素など、桁違いの含有量をもつ食品に対しては、食事摂取基準の設定項目で、より上位の基準値(「上限量」など)に設定しなおすことで対応可能です。尚、このプログラムは、単品食品での推奨加算量をアドバイスするのが目的であるため、「単品栄養価」タブと「成分合計」タブ内で同じ値を出力します。

185%になっている理由

各栄養素の含有率の最大値は本来、185%ではなく、耐容上限量未満に設定するべきなのですが、国の基準では耐容上限量の定めがない成分が幾つかあり、このような仮の数値を使っています。加えて言うと、水溶性ビタミンなどは、不必要な分がすぐに体外へ排泄されるため、耐容上限量を仮に国が定めたとしても理論上、あまり意味がないと考えられます。

「更に分析>>」ボタン

上図①の「更に分析>>」ボタンをクリックすると食事摂取基準の「詳細」リンク先で設定されている年齢性別と基準値(初期値は30歳から49歳の女性ですが変更可)に基づく栄養価が計算されます。また、食事摂取基準の全栄養素と共に5位までの栄養素の特徴、各基準値に基づく一日摂取量の過不足などを出力します。弊サイトの栄養計算セクションにおける各食品の栄養価は、国が公表する最新の数値データから割り出しています。従って弊サイトの栄養価計算プログラムは、例えば「食品の中でビタミンEを多く含むから抗酸化作用などの効果が期待できる」という一方向の論理ではなく、「ビタミンEを一定量以上摂取しても効果はあまり変わらないし、むしろ不足や過剰摂取が問題になる」という複数の論点を数値化して同時にアプローチしています。

「国の基準」ボタン

上図①の右側の「国の基準」ボタンは、厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準」にもとづく設定ページへのリンクです。
  1. 「推定平均必要量」は、集団の半数が摂取不足を回避できる必要量。
  2. 「推奨量」は、推定平均必要量を基準に集団のほとんどが摂取不足を回避できる量。
  3. 「目安量」は、十分な科学的根拠から推定平均必要量と推奨量が設定できない場合で、栄養状態を一定に維持できると考えられる十分な量。
  4. 「目標量」は、生活習慣病の予防のために現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量。但し、ナトリウムは目標量未満であり、その他の栄養素は目標量以上という意味になります。ナトリウムは人間の体に必須の成分ですが、とかく過剰摂取になりやすいため、目標量未満という指標になっています。
  5. 「耐容上限量」は、過剰摂取による健康障害を回避できると考えられる量。
また、このボタンは加算した際に上図の位置に出力されますが、訪問時やページ移動の際は、更に上側の位置に表示されます。尚、弊サイトの計算システムでは「推定平均必要量」を「必要量」、「耐容上限量」を「上限量」もしくは「上限」と省略しています。また、カロリーの「身体活動レベルⅠ」は「低い」、「身体活動レベルⅡ」は「普通」、「身体活動レベルⅢ」は「高い」と表示し、女性の鉄分に関しても「推定平均必要量」を「必要」、「推奨量」を「推奨」などと短縮して出力しています。

「成分値で食品検索」ボタン

上図②の「成分値で食品検索」ボタンは、「日本食品標準成分表」の全食品を対象にし、同時にそのページの食品が属するカテゴリー内(野菜類や肉類など)でのランキングも出力しています。 また、成分量を指定して該当する食品を検索することも出来ます。

補完検索

弊サイトでいう「補完検索」は、入力した文字を含む複数の食品名がリスト状に表示され、選択後にボタンをクリックすることで該当する食品のデータを呼び出す機能です。その際、ページを移動することなくほとんど同一の位置で入力した数値に応じて計算(更新)することができます。このため、計算結果や成分表と共にお探しの情報がより素早く表示できるようにもなっています。 また、この機能によって書き換えられるコンテンツは、赤の点線で上下に挟まれた部分となります。完全に解除するには「リセット」ボタンを押して下さい。尚、半角か全角のスペースで区切ると、二つの単語で検索することが可能です。三つ以上の単語には対応していません。

「単品栄養価」タブの解説

1. ①の部分の入力欄に食品の重さ(グラムの他、カロリーとタンパク質の重さから食品の重さや他の各栄養素の重さと総重量を求めることもできます)を数字で入力し、入力欄右側の「加算」をクリックすると「表A」へ重さに応じた栄養素の含有量が表示されます。また、「表A」で得られた数値は他のページにも渡され、別の食品を①で加算すると合算されて「表B」に計上され、反映されていきます。その他、弊サイトのPC版では、成分表で計算した結果を一つの画像として出力し、各端末に保存することが出来ます。入力した値に応じて各栄養素の値も変化しますので、様々な場面でご利用頂けると幸いです。
2. 訪問時は、②の「単品栄養価」タブを開いた状態になり、初期値でページタイトルの食品に含まれる100g中の各栄養素の値が「表A」に表示されます。また、タブは一度クリックするとどのページに移動しても一定時間維持します。

「加算食材」タブの解説

3. ③の部分をクリックすると、滞在しているページや他のページで得られた表Bの数値を全て「0」にします。
4. ④の「加算食材」タブをクリックすると、⑤に①で加えた食品の名前とその重さが確認できます。⑤は①で加算するたびに増えていきます。
5. ⑤の部分に現れる表は、①で加えた食品とその成分値です。①で加算するたびに増えていきます。また、⑤の中にある「削除」ボタンをクリックすることで一つずつ食品のデータを削除できます。

「成分合計」タブの解説

6. ⑥の「成分合計」タブをクリックすると、加算された食材の重さと各栄養素の合計が表Bに表示されます。また、「成分合計」タブ内の数値の文字色は「紫」「黒」「赤」の三種類を使っています。これは厚生労働省の「食事摂取基準」から一日で必要とされる栄養の量を設定値に基づいて示したものです。「紫」は設定値より少なく、「赤」は設定値より多い場合を示します。「黒」は「食事摂取基準」において基準値が無いものを示します。また、国が公表するデータでは、同じ物を食べてもその栄養価は年齢性別などによって異なります。
7.⑦の文字は、スペースの問題からPCのみで表示させています。この部分には食事摂取基準にもとづく弊サイトの入力フォームで設定された基準値が表示されます。ご利用者様が設定されていない場合は、「単品栄養価」もしくは「成分合計」タブ内の「更に分析>>」ボタンのリンク先の表で使われている基準値が採用されます。数値の文字色に関して、「紫」はその基準値より少ないことを意味し、「赤」は基準値を超えたことを示します。
弊サイトで利用している数値データは文部科学省の「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」です。弊サイトでは追補分を「補完検索」に組み込み、これによって全ての成分表及び全食品に対応させています。また、各栄養素の摂取量の計算に関しては厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)を使っています。尚、成分表の項目にある「ナイアシン当量」は「追補2016年」で追加されたものです。当量とは、ナイアシンなどが体内で実際に働きかけると考えられる量のことを言い、従来の「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」の2191食品には、存在しなかった項目です。現在、「追補2016年」及び「追補2017年」で追加された食品の一部が従来の食品と重なった状態で公表されており、追加されたほうの食品にはこの「ナイアシン当量」の項目が増えています。

食事摂取基準

食事摂取基準の対象者

日本人の食事摂取基準(2015年版)の対象は、健康な個人並びに集団とし、高血圧、脂質異常、高血糖、腎機能低下に関して保健指導レベルにある者までを含みます。

食事摂取基準で採用、不採用の栄養素

  1. 食事摂取基準に採用されている栄養素は現在の日本人に必要、もしくは科学的根拠がそれなりに有る、などの理由で選択されていると推測されます。採用されていない栄養素は、データ不足で科学的根拠が無いもしくは乏しい、必要性が無い、必要であるがデータ不足、などの理由で採用に至っていないと推測されます。ただし、採用されていない栄養素でも、主食、主菜、副菜を基本に複数の食材を摂取するように心がけることでバランスのとれた摂取につながる確率を上昇させる可能性があります。
  2. 何らかの効果があるからと言って特定の食物ばかり食べていると、運悪く未知または既知の有害物質を大量に摂取してしまうことも可能性としてはあり得ます。また、その何らかの効果が実は間違っていた、などと定説をひっくり返してしまうことも可能性としてはあり得ます。もちろん、複数の食品を少しずつ摂取したとしても、少しずつ複数の食品から有害物質を摂取してしまう可能性もありますが。ただ、日本国内で何十年に渡って一般に広く流通している食品は多くの場合安全であると考えられるため、このような食品を複数食べたからといって、体へ悪影響を与えるほどの大量の有害物質を摂取してしまう可能性は限りなく低いと推測されます。とはいえ、セレンなど、適量なら体に良い影響を与える物質でも、過剰摂取によって毒性を強く示すものもあります。このことからも偏った食事は、特に長い目でみると多くの場合良くありません。
  3. 何が体に良くて、何が健康寿命を延ばすのかは、長い時間をかけて蓄積したデータを分析してみないと分からないものです。それでも、個人の健康状態や体質などによって特定の栄養素が良くも悪くも作用するため、100%確実というものは無いであろうと考えられます。

当量について

食事摂取基準に採用されている成分は、日本食品標準成分表にも採用されています。日本食品標準成分表では、「当量」というものが同一成分に対して別枠で幾つか設けられており、食事摂取基準でも「当量」を基準にしているものがあります。弊サイトの計算システムでは全て対応させています。

レチノール活性当量

同じビタミンAでもプロビタミンA(ベータカロテンやクリプトキサンチンなど)はレチノールより吸収率が低いため、プロビタミンAの活性がレチノールの活性のどれぐらいに相当するかを計算し、そこから割り出した量とレチノールの量を合計したものがレチノール活性当量となります。計算式は、「レチノール活性当量(μgRAE)=レチノール(μg)+β-カロテン(μg)×1/12+α-カロテン(μg)×1/24+β-クリプトキサンチン(μg)×1/24+その他のプロビタミンA カロテノイド(μg)×1/24」です。尚、弊サイトでは「レチノール活性当量」を「レチノール当量」と短縮して表示しています。

ナイアシン当量

ナイアシンはアミノ酸の一種であるトリプトファンから体内で作られます。こうして作られたナイアシン(ニコチン酸)の活性が通常のナイアシンの活性のどれぐらいに相当するかを計算し、そこから割り出した量と通常のナイアシンの量を合計したものがナイアシン当量となります。計算式は、「ナイアシン当量=ナイアシン+1/60 トリプトファン」です。

活性とは

活性とは、反応が活発であることです。厳密には生物活性のことを指していて、化学物質が生体の特定の生理的調節機能に対して働きかける性質も含まれます。単なる「働き」とは異なる意味ですが、「活性」を「働きの強さ」に置き換えてみると分かりやすくなるかも知れません。

日本食品標準成分表

未測定の取り扱い

日本食品標準成分表には未測定の成分も存在します。未測定の成分を加算したケースでは最低限含まれている量となり、本来はもっと多く含まれている可能性もあります。また、未測定については弊サイトの全計算システムで「0」を代入して処理しています。

同じ食品の個体差

同じ食品でも厳密に言えば当然個体差があります。そのため、成分の含有量も生育環境や品種などによって個体差が生じます。国の公表する「日本食品標準成分表」では、こういった変動要因を考慮し、1食品1標準成分値を原則として値を定めています。これは、個体差のある世界中の同じ食品を全て一つ一つ調べるのが現実的にほぼ不可能であることから、科学的根拠に基づいた確率を模索するしか手段がないためです。

計算上の水分の取り扱い

レシピ栄養計算プログラムでは独自に「00000番」に「水分」を割り当てています。日本食品標準成分表に「00000」番という番号はありません。スープなどの料理では水を加えることも多いため、便宜上、「水分」の重さのみを計算に入れています。ここでの「水分」は、重さ以外の値がすべて「0」となりますが、実際には例え水道水でも若干ミネラルなどの栄養素を含んでいます。尚、レシピ栄養計算GAROPセクション以外の計算システムでは、「水分」を割り当てていません。

数値以外の記号

*)数値以外の記号は、「-」は未測定、「0」は最小記載量の1/10(ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンは3/10、ビオチンは4/10)未満又は検出されなかったことを意味し、「Tr(微量)」は最小記載量の1/10以上含まれているが5/10未満であることを示します。また、食塩相当量の0は算出値が最小記載量(0.1g)の5/10未満であることを示します。「( )」内の値は、推定あるいは推計による値で、これには諸外国の成分表や類似食品の収載値から推計されたものが該当します。弊サイトではこれらの記号を単一食品を計算する表Aにて出力しています。表Bでは複数の食品が合算されて計上されるため、出力されません。

食事摂取基準での特殊な基準

  1. ビタミンEは「α-トコフェロール」です。
  2. ナイアシンの耐容上限量は、ニコチンアミドで算定しています。
  3. ビタミンB6の耐容上限量は、食事性ビタミンB6の量ではなく、ピリドキシンとしての量となります。
  4. 葉酸の耐容上限量は、サプリメントや強化食品に含まれるプテロイルモノグルタミン酸の量です。
  5. ヨウ素に関して妊婦の耐容上限量は2000μg/日となっています。(システムで全て対応させています。)

特殊な例外への対応

弊サイトでは、「日本食品標準成分表」と「食事摂取基準」の間で相互に関連性を持たせにくい例外的な条件に対して以下のように対応させています。
  1. 蛋白質、脂質、炭水化物の「目標量」は中央値を採用しています。この値は「エネルギー産生栄養素(PFC)バランス」でも使われている「%」を表す数値であり、食品に含まれるタンパク質や炭水化物、脂質の重さを計算できる数値ではありません。このため弊サイトでは、「%」を持つ基準値を、グラフ内の「エネルギー産生栄養素バランス」のみで使用しています。また、「エネルギー産生栄養素バランス」ではこれらの栄養素の「目標量」を採用しています。尚、1歳未満には「エネルギー産生栄養素バランス」の基準値がありません。
  2. ビタミンAの目安量と耐容上限量は、プロビタミンAカロテノイドを含まないため、表Bでは「レチノール」の欄で表示しており、それ以外は「レチノール当量」での表示になっています。
  3. 「ナイアシン」に関しては「食事摂取基準」で「ナイアシン当量」のほうが採用されていますので、弊サイトでも「ナイアシン当量」のほうで対応致しました。現在公表されている「日本食品標準成分表」のファイルでは「追補2016年」と「追補2017年」で追加された10%ほどの食品で「ナイアシン当量」が記載されていますが、「日本食品標準成分表」本体には未だ(2018/04/02時点)記載されていません。しかし、国の食品成分データベースでは「食品番号15141ウエハース/クリーム入り」を除く全食品で対応していますので、こちらのナイアシン当量のみの数値データをプログラムで取得し、弊サイトでも数値の更新を致しました。
  4. 弊サイトでは、例外条件であるナイアシンやビタミンB6、葉酸の「耐容上限量」も参考として計算処理しています。

食品分野の科学的根拠

食品の栄養や効能関連で言う「科学的根拠がある」とは、その栄養素の作用などの仕組みがハッキリと解明されているという意味ではありません。むしろ、明確に100%の説明が出来ず、仮説の域を出ないものがほとんどだと考えられます。食品分野における科学的根拠とは、無効と有効のデータを集めて、無効とする結果が多ければ「無効」、有効とする結果が多ければ「有効」とし、その結果をもって「科学的根拠がある」と判断される傾向にあります。つまり、この場合だと、なぜ無効、もしくは有効に働くのか、その原因と結果の因果関係や作用メカニズムがハッキリ解明されていないことになります。そのため、無効である例が一つでも存在すれば、科学的根拠があるからと言って、全ての環境で有効である事にはなりません。また、現状では有効な例が100%を占めていても、作用の仕組みなどが100%明らかになっていないと、未来で無効な例が出現する可能性もあります。従って、「科学的根拠がある」とは、「100%確実である」を意味するものではないことを予めお含み置き下さい。科学的根拠とは、多くの場合、何らかの結果などに対し、確率を頼って示す「説明」のようなものです。

理論値とその存在理由

弊サイトの計算結果は、現在分かっている計算方法での理論値です。新たな計算方法が提案されれば理論値も変わりますが、こういった計算は、指標を導き出すために使います。これは、物事を判断したり評価したりするための目じるしとなるものがなければ、人間はなかなか行動に移す事が出来ないからです。100%正しいかどうかは別にして、ダイエットや減量をしたり、健全な精神状態や身体機能を維持したりするためにも「指標」、つまり「目標」があった方が良いのは確かな事です。

作用と効果の違い

各栄養素はそれぞれ特定の作用を持っています。弊サイトの計算システムでは国の基準(食事摂取基準)を満たす量を摂取した場合に「効能・効果が期待できる」という表現を使っています。これは栄養素の量の概念がない単なる作用(働き)と量の概念があって実際に発揮される作用による効果は、別物だからです。

摂取量に対する効果

どれぐらいの量を摂取すれば各栄養素の持つ特定の作用による効果が得られるのか、という100%確実なデータは今のところ存在しません。国の基準(食事摂取基準)では「不足を回避できる~量」などと表現されており、弊サイトのプログラムでは、この基準を満たす場合に「効能・効果が期待できる」という計算結果を出力しています。これは、不足を回避できるのであれば、栄養素固有の作用も得られるであろうという相関関係を推測したものです。また、推奨量があれば推奨量、なければ目安量、目標量と順に最適な値を自動選択している弊サイトの初期値から、他の基準値に設定変更しなおすと、数値の計算は合っていても出力される文章の内容に、前回計算した内容とは理論上の矛盾もしくは食い違いが起こります。これは、基準値の変更がかなりできる点から分かる通り、各成分に対して国が定める基準値に一つではないものが沢山混じっているためです。おそらく基準値を一つに絞ると色々弊害があるのでしょう。尚、ナトリウム(食塩も含む)だけは「目標量」に対して未満という基準になっています。弊サイトでは、ナトリウムに対して「推定平均必要量」や「目安量」ではなく、「目標量」を初期値としているので注意して下さい。これは現在の日本においてナトリウム不足より過剰摂取のほうが問題となりやすいためです。「推定平均必要量」などへの変更は、設定画面で可能です。

食事摂取基準は平均的な体位から割り出している

食事摂取基準は年齢性別に日本人の平均的な体位から割り出した基準であるため、全ての日本人に当てはまるというものではありません。ただし、日本人を対象にした指標を導き出すためには、他にこれを上回る科学的根拠のあるデータは存在しないと考えられます。

作用の断定と効能・効果の言い回し

栄養素の作用に関しては、国の基準やデータからプログラムによって算出したケースで、断定した取り扱い方をしています。これは、作用を定義しなければプログラムを動かすことが出来ないためです。作用は後の研究で「実は間違っていた」「新たに発見された」などの理由から定説を変えてしまうこともありますが、弊サイトでも気づいた時点でプログラム内の定義ファイルの修正を行うように努めています。また、プログラムの出力を使用せず(プログラムを利用できないケースも含む。)、文献を参考にしたり、経験による主観にもとづいて作成した文章では、誤解を避けるため、作用と共にそこから派生する効果に関しても、あえて断定した表現を使わないようにしています。 これは上記のように定説の変化や年齢性別などの条件で万人に当てはまらない、といったことが発生するからです。特に文献は内容が更新されることはないため、成分表など古いデータが用いられて誤解を招くおそれがあります。弊サイトにおいては、基本的にプログラムによって出力された計算結果が最も新しい情報となっています。

数値の科学的根拠

弊サイトの計算結果は国が公表する数値での理論値です。公表されているデータの科学的根拠については、文部科学省や厚生労働省のホームページ等をご確認ください。

同じ食品でも作用による効果は異なる

作用による効果は、摂取量や調理法(焼、茹、生)、成分表の新旧及び修正時期、耐容上限量を超えた場合の危険度、一定比率で体内利用される成分同士のバランス(ナトリウムとカリウムなど)、年齢、性別でも異なります。
  1. *)特定カテゴリでは、カロリーに関して2010年版の日本食品標準成分表と2015年版(七訂)の両方を上部コンテンツに出力しています。同じ食品でも年代によって値が異なるのは、栽培技術やその他の環境変化による影響を受けるためです。そのため、基本的には最新版の値がその時代の傾向を最も反映していることになります。また、一つの食品では値にあまり変化が無くても、ほとんどの料理は複数の食材を使うため、古いデータを用いると場合によっては最新版の計算結果と大きく異なることもあります。
  2. *)成分表の四捨五入に関してはシステムの内部において「少数第五位」で処理し、「少数第四位」まで表示しています。これによって現在、「グラム」「カロリー」「蛋白質」のいずれを基準にして削除と加算を繰り返しても誤差が発生しないようになっています。また、成分表以外のプログラムでスペースの問題から「少数第二位」で表示されているものも内部的には「少数第五位」で処理されたものを使っています。その他、実際には「少数第六位」以下まで値が存在していても「少数第五位」で四捨五入されることから「0.00000」などによって「0」に置き換えられることがあります。
  3. *)計算する際、複数のページを同時に開くと、思い通りに計算できていない場合がございます。これは同時に開いた他のページで食材が加減されて、データが更新されていないことが原因です。こういったケースでは、「加算食材」タブの中身を確認しながら加減していくとうまくいきます。また、最新データを反映させるには、どのページでも構いませんので加減をして下さい。クリックによって更新され、現時点での計算結果が表示されます。尚、「補完検索」をご利用されている上でうまく更新できない場合は、一度リセットするか、リンクを辿って他のページへ移動して下さい。「補完検索」では最後に開いたページをもとにデータの処理をしています。
  4. *)目立つ上位の栄養素に関しては、上部コンテンツの「単品栄養価」及び「成分合計」タブ内で表示される仕組みと同じです。

ページ上部へ