なつめ


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なつめ・乾

「 棗・乾」に関して100g中の カロリーを国の基準で評価した場合、14.35%含有し、287k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる100g中の 成分は、食物繊維(69.44%:12.5g)、次は葉酸(58.33%:140μg)、そして、カリウム(40.5%:810mg)、(30%:0.24mg)、パントテン酸(21.5%:0.86mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆12%
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なつめ


なつめ(棗)は中国西部から西アジア、ヨーロッパ地中海沿岸といった地域に原生しています。クロウメモドキ科棗属に分類され、日本では万葉集に記載されています。熟すると、甘酸っぱく、暗赤色となり、加工品として一般に干し棗などといったものがあり、食用にされています。また、庭先果樹として棗が利用されることもあります。別名では紅棗(こうそう)と呼ばれ、これは赤い果実を持っているからです。中国では、桃、杏子、栗、李、棗が五果として広く知られるもので、棗はその一つとして数えられています。このため、中国では棗を漢方薬として、滋養強壮、健胃といった目的で利用されています。旬は九月から十月で、日本で知られる棗の産地は、岐阜、山形、広島、岡山などで、海外では中国や韓国となります。棗は落葉高木で樹高は凡そ10センチ程度。新芽の出が夏になりますので、ここから棗と呼ばれるようになったと言われています。毛が葉裏に存在せず、鋭い棘が節にあります。長さ三センチ程度の長楕円形をしており、開花は夏となります。核が一個内部に存在し、十一月前後にこげ茶色に完熟します。白い果肉は甘酸っぱく、さくさくとした食感で、生食される他、乾果、シロップ漬けや蜜煮といった利用のされ方もします。
なつめ・乾