鯨/クジラ[くじら/クジラ]

鯨/クジラの概要

かつては学校給食にも使われていた経緯があり、国内でも昔から食肉にされていました。鯨の骨も縄文時代の遺跡から発見されており、その食用歴史はかなり古いと思われますが、現在では国際捕鯨委員会によって複数の捕鯨が禁じられています。種類では、ミンク鯨やコビレゴンドウ、ツチくじらなどがあります。ミンククジラは、商業捕クジラが禁じられており、食用にされるのは捕獲調査で捕らえたもののみとなります。分布域は広く、北と南の極海より熱帯にわたる範囲となります。いわゆるヒゲクジラの一種であり、成長すると凡そ七メートル程度になります。コビレゴンドウはヒートとも言われますが、これは沖縄での呼び名です。分布域はインド洋や大西洋、太平洋などでその範囲は広く、成長すると凡そ五メートル程度になります。いわゆるハクジラの一種です。ツチくじらは捕くじらの規制がないため、食用にされています。日本周辺からカリフォルニアにいたる範囲に分布しており、ハくじらの一種です。尚、くじらは別名で、イサナやエビスと呼ばれることもあります。

クジラ/期待される効能・効果

癌やアレルギーの発生を抑制したり、貧血を改善する働きがあると言われています。また、脳の働きを保ち、その改善に作用したり、血栓の形成を抑制する働きがあるとされます。その他、高血圧や動脈硬化の予防に有用とされます。含有される成分には、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA/IPA)、ヘム鉄などがあります。ドコサヘキサエン酸は不飽和脂肪酸の一種であり、アレルギーや老人性認知症の改善作用があるとされます。また、癌を防いだり、コレステロールを減少させる他、記憶力を高め、脳細胞を活性化させる作用もあると考えられています。エイコサペンタエン酸は血栓の発生を抑制し、血流を改善する働きがあると言われていることから、動脈硬化や高血圧を防ぐのに有用とされます。また、癌を防いだり、アレルギー症状を緩和する働きもあると考えられています。ヘム鉄は造血を促し、貧血を防ぐ働きがあると言われており、非ヘム鉄に比較すると数倍の吸収率があると考えられています。