佃煮/ツクダニ

ツクダニの概要

ツクダニの名称は佃島に因んでおり、この島はもともと江戸幕府を開いた徳川家康によって築かれたと言われています。当時、佃島は、現在の大阪に位置する摂津国の佃村の漁師達の手によって作られたとされます。また、この漁師達が自分達のために、使い物にならない小魚類を煮ていたものが、江戸へ伝わったと言われています。このことが佃煮(ツクダニ)と言われるようになった所以とされています。ツクダニと似た様な種類では、甘露煮や時雨煮、飴煮があります。甘露煮は照りが現れるように手を加えたもので、沢山の飴と醤油を混ぜて煮詰めたものです。時雨煮は、貝類を主原料にしており、これに味醂や砂糖、生姜、山椒、醤油などを添加して煮詰めたものです。飴煮は、酒や味醂、醤油を混ぜて煮詰めてから、これに水あめを添加して再度煮詰めたものです。

ツクダニ/期待される効能・効果

ツクダニは、骨を丈夫にする働きがあると言われています。含有されるツクダニの成分に、特に目立ったものはありませんが、鉄やカルシウム、ナトリウムなどがあります。鉄は、およそ四グラム程度体内に存在している成分で、このうち七割程度はミオグロビンやヘモグロビンの構成成分になっています。ヘモグロビンは赤血球を構成しており、ミオグロビンは筋肉内に存在していますが、これらの鉄は機能鉄と言われています。肺から吸収した酸素を体の各組織に供給する重要な役目を持っていると言われています。貯蔵鉄は、上記以外の鉄が該当し、脾臓や骨髄、筋肉、肝臓などに保管され、機能鉄が減少した際に使われます。また、鉄はエネルギー代謝にも関わっており、酵素の構成成分にもなっています。カルシウムは骨代謝に関わっており、骨の内部では骨形成と言われる新たな骨を作る行為と、骨吸収と言われるいらなくなった骨を破壊する行為が何度も生じています。ミネラルの中でも一番体内に多く存在している成分であり、他にも筋肉収縮や血液凝固、神経興奮の抑制などに関わっています。