カシューナッツの概要
現在、油を殻から抽出したり、そのまま食されたりしています。栽培は熱帯地域で行われており、ブラジルをはじめアフリカやインドなどに分布しています。この内ブラジルがカシューナッツの原産地と言われており、その後十六世紀前後にアフリカやインドへ伝播し、防風林などに活用していたそうです。カシューナッツはその殻内部に刺激成分であるカルドールといった物質が含有されています。通常、刺激成分を含んだまま市場へ流通させることは出来ないと言われています。生産量はインドが多くなっており、これは特有の脱殻方法を行っているためで、日本へ輸入されているものもインド産が多いとされます。カシューナッツは別名で勾玉の実(マガタマノミ)とも呼ばれており、ウルシ科カシューナッツ属に分類されています。
かしゅーなっつ/期待される効能・効果
貧血や月経不順、味覚の働きを保つのを改善したりする働きがあると言われています。また便秘を改善したり、疲労回復の作用もあるとされます。その他、胃潰瘍や動脈硬化の予防にもかしゅーなっつが有用とされています。含有される成分にはオレイン酸やビタミンB1、鉄、亜鉛などがあります。オレイン酸はいわゆる不飽和脂肪酸の一つであり、動脈硬化の予防に有用とされます。これは当該成分にコレステロール低下作用があると考えられているためで、他にも便秘や胃潰瘍に対しても役立つと言われています。ビタミンB1には疲労回復の働きがあると言われています。鉄分は、貧血を防ぐ働きがあるとされ、亜鉛は味覚に関与し、成長にも影響を及ぼす成分です。