クランベリー

クランベリーの概要

クランベリーは径二センチ程度の果実を持ち、成熟に伴って赤色になります。生息域は亜寒帯地方であり、これには北アメリカやヨーロッパ大陸が該当します。クランベリーの果実には強い酸味があり、生で食されることはあまりありません。主に加工品としてジュースに用いられたり、ケーキやパイなどにクランベリーが使われています。アメリカでは七面鳥を焼く、クリスマスや感謝祭などの慣習があり、その際七面鳥に使うソースにクランベリーを用いることがあります。ソースは甘味を感じますが、同時に少し苦味も感じられます。原産地は北アメリカやヨーロッパで、くらんべりーはツツジ科スノキ属に分類されます。種類としてはツルコケモモ、オオミノツルコケモモ、ベアベリー、ヒメツルコケモモ、アクシバが知られています。

くらんべりー/期待される効能・効果

含有される成分にビタミンCやポリフェノールがあります。ビタミンCは肌を美しく保つのに必要な成分と言われていますが、これは当該成分がコラーゲンの合成を補助するためです。また、免疫力を強化する作用があると考えられているため、感染症や風邪などを防ぐのに役立つと言われています。更に抗酸化作用があるとされることから、癌の抑制にも期待されています。ポリフェノールは、植物の苦味成分や色素成分のことであり、これらは光合成によって産生されます。現在知られているだけでも数千を超える種類があり、大抵の植物には含有されています。この成分は、フレンチパラドックスで広く知られることになりましたが、これは心筋梗塞の少ないフランス人に由来する説です。つまり、赤ワインにはポリフェノールが含有されており、このワインを良く飲むフランス人は心筋梗塞が少ないというものです。一般に、ポリフェノールはホルモンを促進したり、抗酸化作用があることで知られています。