ランブータン

ランブータンの概要

ランブータンは柔軟性のある多肉質のトゲが果皮に見られ、東南アジア熱帯で栽培されています。形状は卵形であり、外観が毬栗に良く似ています。ランブータンは半透明状若しくは乳白色の果肉を持っており、中身はライチに類似するとも言われています。品種によって異なりますが、種子が果肉から離脱しにくいものもあります。このため、食べにくいとされますが、爽快な芳香と甘酸っぱい果肉は汁が多く、ランブータンの産地では注目されています。毬栗状をしていますが、切れ目を作ってひねると果皮は簡単に剥離します。通常、生食されますが、加工品としてシロップ漬けやジャムといった形で使われることもあります。マライ半島が原産地と言われており、ムクロジ科ランブータン属に分類されます。らんぶーたんは温度の高い地域を好むため、寒さに対する耐性がありません。同じムクロジ科の仲間では、龍眼(リュウガン)やライチーなどがあります。

らんぶーたん/期待される効能・効果

らんぶーたんに含有される成分ではブドウ糖をはじめ、果糖やショ糖などがあります。またビタミンCなども含まれています。ブドウ糖は体内への吸収も素早いため、エネルギー源としては重要です。ビタミンCにはコラーゲンを合成したり、骨や皮膚、筋肉、血管などを強化する働きがあるとされます。過酸化脂質が発生するのを抑えたり、癌の抑制、鉄の吸収率を上昇させる作用などもあるとされます。通常、ビタミンCを摂取しすぎても過剰症は出現しないとされますが、不足すると骨の形成不全、そして皮下出血や歯茎から出血を招く壊血病を発症することがあります。また、体の健康な細胞を活性酸素が及ぼす害から保護する働きがあります。その他、ストレスなどにも耐性を示します。