牛乳/ギュウニュウ

牛乳/ギュウニュウの概要

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国内では千三百年以前から飲用されていたと言われていますが、古代エジプト時代のものと思われるギュウニュウ搾りの浮彫が見つかっていることからその飲用歴史は四千年以上に遡ると推測されています。種類では、特濃、低脂肪、成分無調整、低温殺菌、産地限定、メラトニンミルク、そして牛の名前のついた牛乳があります。特濃ギュウニュウは3.8パーセント以上の乳脂肪分を含むものを言います。低脂肪乳は一パーセント前後の乳脂肪分を含むものを指します。成分無調整ギュウニュウは生乳に直接熱を加えて、殺菌処理したものを言います。低温殺菌乳は三十分間63度前後で殺菌処理したものを指します。産地限定ギュウニュウは地名を用いた牛乳で、その産地の乳牛から搾ります。メラトニンミルクは一般に流通量も多く、睡眠導入に有用とされています。これは搾る時間を夜間にして、メラトニンが多く含まれるように工夫しているからです。

牛乳/期待される効能・効果

便秘を改善したり、リラックスする作用があると言われています。また、骨や免疫力を強化したり、自律神経の働きをコントロールする作用があると考えられています。その他、成長を促したり、高血圧の予防に有用とされます。含有される牛乳の成分には、オリゴペプチドやラクトフェリン、オピオイド関連のペプチド、乳糖、カゼインホスホペプチドなどがあります。オリゴペプチドは血圧上昇を招くホルモンの発生を抑え、高血圧を防ぐ働きがあると言われています。いわゆるアンギオテンシンⅠ変換酵素阻害因子です。ラクトフェリンは癌を防いだり、免疫力を高める働きがあると考えられています。また、細菌増殖を抑え、感染を防ぐ働きがあると言われています。オピオイド関連ペプチドは血圧正常化に働き、神経の興奮を抑える働きがあると考えられています。また、疼痛の改善作用もあるとされます。乳糖はカルシウムの取り込み率を高めたり、便秘の改善に有用とされます。カゼインホスホペプチドはカルシウムの取り込み率を上昇させる作用があると言われています。