蛙/カエル

蛙/カエルの概要

カエルは世界中で食用にされていますが、日本では普及していません。もともとアメリカから大正時代に国内へ渡来したものと言われており、いわゆるウシガエルのことを言います。仲間となる種類では、このウシガエルの他、スピノーザトゲガエル、トラフガエルがあります。ウシガエルは大型のタイプで且つ一番普及している食用ガエルです。原産地は北アメリカと言われており、成長すると凡そ二十センチ程度になります。スピノーザトゲガエルは山鶏(さんちい)と言われ、田鶏に比較すると美味しいとされます。中国では食用ガエルの中でも高値で取引されており、希少価値が高いとされます。トラフガエルは、ウシガエルに比較すると美味とされ、中国では一番普通に食されてきた種類です。いずれも日本ではほとんど普及していませんが、中国をはじめとする東南アジアやヨーロッパといった国々では普通に食されています。蛙そのものは運動量が多いため、蛋白質に富み、脂肪は少なくなっています。臭みがなく、あっさりとした味で、食感は柔らかくなっています。田鶏は中国での呼び名で、食用にされている蛙のことを意味します。

カエル/期待される効能・効果

蛙は主に蛋白質の補給源とされます。エネルギーが少ない一方で高蛋白であるため、減量を必要とする際に適しています。また、生活習慣病を防ぐのにも有用とされます。含有されている蛙の成分には上記蛋白質の他、ビタミンB2・B6、鉄などがあります。ビタミンB2はエネルギー代謝や細胞再生に関わっています。ビタミンB6はアミノ酸や脂質代謝を補酵素として補う役割があると言われています。また神経伝達物質であるアドレナリンやドーパミン、ギャバなどの合成にも関わっています。