コンデンスミルク

コンデンスミルクの概要

コンデンスミルクにおいて工業的な製造ができるようになったのは真空濃縮釜がアメリカで1800年代に開発されてからで、それ以前は鍋を用いて煮詰めていたそうです。また、国内での生産は明治以降の話で、粉ミルクが普及するまで育児用としてコンデンスミルクが利用されていたそうです。酥(そ)は百済から七世紀以降に日本へ伝わったとされるもので、これが練乳に良く似ていたとされます。仲間となる種類ではエバミルクやミルクケーキ、コンフィチュールがあります。エバミルクは脱脂乳と全脂乳に分類され、多くの料理に使われます。これは糖が入っていないためです。熱を加えて殺菌処理した成分調整後牛乳を濃縮機を用いて半分にまで濃縮し、更に殺菌処理を施したものです。別名では無糖練乳と言います。ミルクケーキはお菓子の一種で、固形状にしたものです。カルシウムをコンデンスミルクに添加して作ります。コンフィチュールは少ないケースで牧場などの施設で手作りされています。もともとはジャムのことを意味するフランス語で、ミルクジャムとも呼ばれています。尚、コンデンスミルクは加糖練乳とも呼ばれています。

こんでんすみるく/期待される効能・効果

癌や感染症を防いだり、免疫力や骨を強化する働きがあると言われています。また自律神経の働きをコントロールしたり、リラックスさせる作用があるとされます。その他、便秘を改善したり、高血圧の予防にこんでんすみるくが有用とされます。含有されるこんでんすみるくの成分では、オリゴペプチドやラクトフェリン、オピオイド関連ペプチド、乳糖、カゼインホスホペプチドなどがあります。オリゴペプチドは血圧上昇を招くホルモンが作られるのを阻害する作用があるとされ、高血圧の予防に有用とされます。いわゆるアンギオテンシンⅠ変換酵素阻害因子です。ラクトフェリンは免疫力を高め、癌の予防に有用とされる他、細菌感染を防ぎ、その増殖を抑制する作用があると言われています。オピオイド関連ペプチドは血圧正常化に作用したり、神経を鎮める働きがあると言われています。また、疼痛を改善する働きがあると言われています。乳糖はカルシウムが体内へ吸収されるのを促進させる働きがあると言われています。また、便通を促す作用もあるとされます。カゼインホスホペプチドも体内へのカルシウム吸収を促進させる働きがあると言われています。