かやの実


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かやの実/かや・いり

「かやの実/ かや・いり」に関して100g中の カロリーを国の基準で評価した場合、33.25%含有し、665k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる100g中の 成分は、n-6系脂肪酸(349.88%:27.99g)、次はビタミンE(141.67%:8.5mg)、そして、(115%:0.92mg)、食物繊維(101.11%:18.2g)、マンガン(74.86%:2.62mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆17%
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かやの実


榧の実(かやのみ)東北地方に見られる高木で、その分布は尾久島に至ります。イチイ科カヤ属に分類され、雌雄異株となります。大木も見られ、本州の日本海側で雪が非常に多く降る地域には、チャボガヤが見られます。カヤの大木に比較すると低木になりますが、種子を炒ったりして食用にされています。カヤは、新しく生えてきた枝の先にある葉腋(ようえき)に雌花が二つずつ現れ、このうち片方が発達して、果実へと生長して行きます。年を越えて秋頃には成熟に至りますので、その際、仮種皮と言われる果皮部が裂けます。その内部には、仁が内種皮に覆われて存在しています。内種皮は、紫赤色を帯びていて、食用とされるのは、胚乳(はいにゅう)と言われる部分になります。胚乳には脂肪が豊富に含有されており、特有の風味があります。かつては、カヤの実を救荒食品として使われていた経緯が有り、更に漢方の領域では、天日に干して乾燥させたものを駆除薬として十二指腸虫に対して用いられています。また、この種子を榧子(ひじつ)と言います。尚、カヤから抽出された油は、天ぷら油として上質であるとされています。通常、カヤの実は、煎って食用にされています。