ケッパーの概要
フランスやイタリヤ、スペインなどで栽培されていますが、南ヨーロッパ各地に自生しています。原産地は地中海沿岸地方で、花のつぼみがスパイスとして用いられます。花は白や桃色で、長いおしべが特徴です。甘い芳香を持ち、一般には柔らかいグリーンのつぼみを持つ栽培種が使われます。一方、野生種は赤紫のつぼみを形成します。ケッパーは生食に不向きで、これは苦味があるためです。この苦味を抜くために収穫後、塩漬けにします。大きさは小粒のものが良いとされ、更に若くて柔らかいほど香りや味もよくなります。大きい粒のものはドレッシングやホワイトソース、タルタルソース、マヨネーズなどにすり潰して混ぜ合わせるといった使い方もされます。ケッパーは別名で、フウチョウボク、カープルとも言います。
ケッパー/期待される効能・効果
ケッパーには解毒や解熱作用、健胃の働きなどがあると言われています。また、含有される成分にカプリン酸があり、この芳香が肉や魚特有の臭みを消臭します。カプリン酸は芳香成分の一つであり、刻むほど効果が高まります。