ミネラルウォーター

ミネラルウォーターの概要

西洋では昔から鉱泉水が飲まれており、日本でも平安時代頃から温泉水が飲用されていたようです。人工的に作られるようになったのは18世紀初頭で、日本では明治以降に商品化されたと言われます。種類では特定水源をろ過、沈殿、加熱殺菌を行った「ナチュラルミネラルウォーター」、これよりミネラル分が少ない「ナチュラルウォーター」、もしくはミネラル分を調整した、そして食品衛生法に基づく処理が行われた「ボトルドウォーター」があります。山と海の傾斜がある日本では地下水の流れが速いためミネラル分の溶出量は少なく、多くは軟水です。軟水とは硬度のことで、含有されるカルシウムとマグネシウム量を基準にしています。つまり、これらが少ないと含まれるミネラルも少なく軟水とされ、逆に多いと硬水になります。ヨーロッパでは硬水が多く、これは地下水の流れが緩やかでミネラル分が溶出しやすいためです。

ミネラルウォーター/期待される効能・効果

基本的にはミネラル補給になりますが、代表成分がカルシウムとマグネシウムです。いずれも骨の形成に作用し、特にマグネシウムは基礎代謝に関わる酵素の活性化に作用したり、血圧正常化に働きかけます。また、カルシウムはイライラを抑制する働きもあります。なお、ミネラルウォーターは一度にたくさん飲んでもそれが全て吸収されるわけではありません。そのためこまめに何度かに分けて飲むのが良いとされます。