マスタードの概要
南ヨーロッパを原産地とするカラシナの種のことをマスタードと言います。種類ではホワイト、ブラック、ブラウンマスタードがあります。ホワイトは僅かに旨味があり、まろやかな辛味が特徴です。粒は大きくなっており、色は薄い黄土色になっています。ブラックは強い辛味を持ち、その名称通り黒色をしています。ブラウンマスタードは和辛子の一種とされ、日本料理の薬味として広く利用されています。ただし和辛子は黄色っぽい色をしていますが、ブラウンマスタードそのものはこげ茶です。強い辛味とほんのり苦味もあります。カラシナの種自体は特に匂いも辛味もありませんが、粉末を練ると辛くなります。調理では葉が漬物として利用されます。
ますたーど/期待される効能・効果
ブラックますたーどではアリルイソチオシアネートと呼ばれる辛味成分が含まれており、これが血栓防止に有用と考えられています。ますたーどは精油としても用いられてきた経緯があり、利尿薬や興奮剤として活用されていたようです。また、練ったものは日本でも神経痛や打ち身、腰痛などに使っていた経緯があります。その他、抗炎症、鎮痛作用、抗菌、殺菌作用などがあると考えられています。