オリーブオイル

オリーブ油の概要

オリーブ油は近年、健康食材の一つとしてスペインやイタリアから輸入されている傾向にありますが、もともと地中海沿岸地方で昔から使われていた食用油です。値段も安く、イタリア料理の人気から国内でも普及していますが、その食用歴史は古く旧約聖書にも記されているそうです。オリーブ油(おりーぶゆ)の種類では、バージンオリーブオイル、ピュアオリーブオイル、精製オリーブオイルがあります。バージンオリーブオイルは、酸度で分類されており、ファインバージンやエクストラバージンなどがあります。生で利用される傾向にあり、コクのある味に優れた芳香性が特徴です。色調は緑っぽく、果実から搾り出して直接商品化されています。ピュアオリーブオイルは、広く普及しているタイプで、通常オリーブオイルと言えば本種を指します。加熱用として揚げ物や炒め物に利用されており、値段も安くなっています。精製おりーぶおいるとバージンおりーぶおいるを混ぜ合わせたものですが、そのバランスは製造会社によって違います。色調は黄金色です。精製おりーぶおいるは、酸化還元した製品で、等級の低いバージンおりーぶおいるを用いています。

オリーブ油/期待される効能・効果

オリーブ油には便秘を改善したり、癌の発生を抑える働きがあると言われています。また、細胞の老化を防いだり、生活習慣病である糖尿病や高血圧、動脈硬化の予防にオリーブ油が有用とされます。含有されるオリーブ油の成分には、オレイン酸やビタミンE・K、βカロテン、カルシウム(微量)などがあります。オレイン酸はHDLコレステロールを増加させ、LDLコレステロールに限定して減少させる働きがあると言われており、動脈硬化を防ぐのに役立つと考えられています。一価不飽和脂肪酸であり、n-9系に分類されます。ビタミンEは、細胞膜の酸化を抑制する作用があると考えられており、体に発生するサビを防ぐ働きがあると言われています。また、血行を改善する働きがあると言われているため、血行障害に起因する冷え性や肩凝り、頭痛などにも有用に作用すると考えられています。ビタミンKは血を止めたり、骨を丈夫にする作用があるとされます。血液凝固に関与しているため、止血ビタミンとの別名もあります。βカロテンはビタミンAの前駆体であり、活性酸素を除去する働きがあると言われています。抗酸化作用があると考えられているため、癌を抑えたり、老化を防ぐ働きがあるとされます。