七味唐辛子

七味唐辛子の概要

七味唐辛子(しちみとうがらし)は日本で生まれたミックススパイスです。もともと江戸時代の辛子屋徳右衛門の考案だそうで、当時はサンショウ、コショウ、ケシ、アサの実、陳皮、焼き唐辛子、生唐辛子をミックスして商品化したようです。今日では原則、芳香を主とする五種類と辛味を中心とする二種類で構成されます。うどんやそば、冷麦などの麺類をはじめ、煮物や焼き物、味噌汁など多くの日本料理で用いられ、薬味として広く流通しています。現在では唐辛子、ゴマ、サンショウの実、ケシの実、アサの実、陳皮を中心に、青海苔や青紫蘇を加えたものが一般的です。他にも赤紫蘇や生姜をミックスした長野県産のものも見られます。

七味唐辛子/期待される効能・効果

含有される成分にカプサイシンがあり、抗菌や健胃作用の他、皮下脂肪の代謝に役立つと考えられています。カプサイシンには体脂肪を燃焼させる働きがあると言われており、肥満を防ぐのに有用とされます。また、体温を高めることから免疫を向上の作用も指摘されており、風邪の予防に役立つと考えられます。その他、利尿促進や抗炎症・鎮咳作用なども期待されます。