榎茸/エノキタケの概要
エノキタケは、宮城県でユキノシタ、新潟ではナメコ、山形ではナメと呼ばれることもあり、地方によって固有の名称があります。榎茸は、キシメジ科に分類され、晩秋から冬にかけて広葉樹などのカキ、コウゾ、エノキといった切り株や枯幹などに群生します。茎は凡そ数センチの高さで、上部は白っぽく、下部は暗褐色をしています。選ぶ際は、榎茸の傘が開ききっておらず、密に重なった軸を持ち、変色してないものが良いとされます。調理では、和え物、炒め物、鍋物、煮物といったものに榎茸が利用されています。十一月から一月にかけてが榎茸の旬となり、日本では長野県などが産地となっています。一般に市場へ流通しているものは、菌床栽培されたもので、光を遮った場所でおがくずなどを利用して栽培したものとなります。尚、なめたけ、なめすすき、えのきだけと呼ばれることもあります。
エノキタケ/期待される効能・効果
湿っていると粘性が高く不溶性の食物繊維を豊富に含んでいます。そのため湿ったエノキダケを食べると腸の作用が活発になり、便秘を予防、改善すると言われています。また、老廃物の排泄を促進し、腸内の有用菌を増加させるとも言われています。その他、ビタミンB1、ナイアシン、パントテン酸などを含み、低カロリーなのでダイエット食として役立ちます。尚、ビタミンB1には、疲労回復、糖質の代謝作用があり、ナイアシンやパントテン酸にもエネルギー代謝作用があります。