海藻/カイソウの概要
一般に水中にて生息し、繁殖を胞子で行う植物を藻類とされています。海藻もその一つになります。日本近海には1000種類以上の海藻があると考えられていて、正確には繁殖を種子で行う海草(カイソウ)とは種類も字も異なるものとなります。そして藻類は、ミネラルやビタミンを豊富に含む上、カロリーが低く、水溶性食物繊維となるアルギン酸やフコイダンと言われる成分も含んでいます。この海藻に含まれるフコイダンには、ピロリ菌が胃壁に付着しないようにしたり、ガン細胞を死滅させる働きがあると言われています。
カイソウ/期待される効能・効果
海藻では、高血圧症状、便秘、貧血の予防や改善など。かいそうは、ビタミンAやビタミンB2を多く含みます。また、甲状腺ホルモンや体温維持、基礎代謝に必要不可欠な成分であるヨウ素も含んでいます。ヨウ素が不足すると、新陳代謝がうまく行われなくなり、肥満になりやすく、体温も下がります。精神的に苛立ったり、落ち込んだりといった症状が現れることもあります。その他、ダイエタリーファイバーを含んでいますので、便秘を改善するとされ、また昆布などのヌメリはアルギン酸で、高血圧症状を改善に有効とされています。塩分の多い食物とアルギン酸が体内に入ると、アルギン酸のカリウムが食塩の中のナトリウムと入れ替わり、カリウムの方が体内に吸収され、アルギン酸にくっついたナトリウムは体内に吸収されることなく、体外へ排泄されます。