コーンスターチの概要
とうもろこしでんぷんと共に小麦デンプンは繊維製品の染色や仕上げ工程に用いられる粘着剤若しくはノリ原料として使われています。コーンスターチは戦後から国内において生産されるようになったとされます。デンプンの含有量は非常に多いという性質があり、コーンスターチはとうもろこしの実から作られています。また、安定した粘着性を有しますが、これは細かいキメを持つ粒子から成り立っているためです。更に、アミロペクチン及びアミロースの比率によって粘着性が決定すると言われています。この粘着性は製品の美味しさに影響を与えますが、通常アミロペクチンの含有量が多い方が美味とされます。しかし実際には、アミロースとこの成分との比率が重要になっています。その他、コーンスターチの製造過程では、他の製品も同時に作られます。サラダ油は胚芽から採取されたコーン油から作られ、飼料としてコーングルテンやグルテンフィードといったものが絞りかすの実や皮から作られています。尚、コーンスターチそのものは水産練り製品のつなぎやビール、製菓、カレールウ、アイスクリームといったものに使われていますが、これは高い粘り気を持っているためです。
こーんすたーち/期待される効能・効果
主にエネルギー源としての評価になります。こーんすたーちそのものはその粘り気から食品の美味しさを引き立てるために使われており、特に栄養価があるわけではありません。含有される成分では脂質や炭水化物、蛋白質、マグネシウム、カリウムなどがあります。脂質及び炭水化物はエネルギー源です。カリウムは体内の余分なナトリウムを体外へ排泄促進させる作用があると言われていることから、高血圧の予防に役立つと考えられています。