ディル/イノンド[でぃる]

イノンド/ディルの概要

イノンドの種子は香辛料に使われることが多いとされていますが、葉と共にサラダやスープといった調理にも利用されています。ディルピクルスは、ディルを添加したピクルスを指し、生の葉は微塵切りにして乾燥させ、それを細かく揉んで利用します。特に魚との相性が良いとされていて、鮭(さけ)、鰊(にしん)、鰯(いわし)などのマリネに必要不可欠と言われています。一般にハーブとして用いられるのは葉の部分で、香辛料として利用されるのは種子部分になります。原産地を地中海沿岸地方やロシア南部としていて、日本へ伝わったとされるのは江戸時代以降になります。葉には、多少辛味があるものの爽快な芳香を放ちます。日本では、ディルと呼ばれることもありますが、これはスペイン名に由来しています。一方、ディルはスカンジナビア語に因んでいて、現地では鎮めるとの意味を有するディラという呼び名で親しまれています。古くは、古代ギリシアローマ時代からイノンドが用いられていた経緯があり、スカンジナビアをはじめ、ヨーロッパ中東部では頻繁に利用されています。

イノンド/期待される効能・効果

種子部分は、風邪やそれに伴う咳の改善作用、口臭の消臭作用、利尿作用、駆風作用、催乳作用、鎮静作用があると考えられています。尚、駆風は腸内に溜まったガスを排出することを言います。