葉牛蒡/ハゴボウ

葉牛蒡/ハゴボウの概要

ハゴボウは茹でてから胡麻和えにしたり、煮物や炒め物などに用いられています。調理する際は葉と根、葉柄を切り分けます。食用にされるのは葉牛蒡の葉柄を中心に葉と根部分になります。別名では葉牛蒡のことをわか牛蒡とも呼び、関西で広く生産されています。利用部位で野菜を大別した際、土ものと言われるものでは、根菜(こんさい)があります。この根菜の一つで直根類に分類されるものでは、牛蒡(ごぼう)をはじめ人参や大根があります。直根類は、肥大化した直根部分を食用にします。一方、里芋(さといも)や山葵(わさび)などは地下部の茎が肥大化することから塊茎(かいけい)と呼ばれます。また塊根(かいこん)は、紡錘形に根部分が肥大化するものを指し、薩摩芋(さつまいも)などがこれに該当します。

ハゴボウ/期待される効能・効果

葉牛蒡はおできに対して湿布として利用したり、化膿した傷に対して用いられることがあります。これは強い解毒作用が葉牛蒡にあることで知られているためで、古くから西洋、東洋問わず利用されてきました。日本でも昔から牛蒡に新陳代謝を高める働きがあるとされてきました。また、牛蒡に含有されるイヌリンと呼ばれる成分は炭水化物で構成されており、腎機能を亢進すると考えられています。更にリグニンやセルロースと呼ばれる食物繊維を含んでいるため、コレステロール値を落とす作用や便秘の改善目的で利用されています。