カクタスリーフ

カクタスリーフの概要

カクタスリーフを食用にする際には、まず棘(とげ)を削り取ります。その後塩茹でにし、細く切って利用されています。茹でることで苦味は消失し、その風味は莢インゲン風(さやいんげんふう)と言われています。主に炒め物やサラダ、ピクルスや金平(きんぴら)、かき揚げなどに利用されています。食用にする部分は若い茎で、一般には葉と言われています。また、カクタスリーフはウチワサボテン属に分類されていて、棘が表面にあり、薬用で用いる際も、これを削り取ります。原産地を中南米としていますが、現在では日本へも輸入されていて、国産のカクタスリーフも市場へ出回っています。茹でた際の風味は莢インゲンに似ていると言われていますが、少し青臭さがあります。このカクタスリーフ特有の苦味は茹でると消失し、食感は独特のぬめりがあります。

かくたすりーふ/期待される効能・効果

民間療法の領域では、健胃作用、消炎作用、解熱作用などの目的で利用されてきた経緯がありますが、その効能はハッキリと解明されているわけではありません。ただ、中国の臨床においては、火傷や浮腫、打撲や胃痛といった症状の改善に役立つのではないかと考えられています。このため、かくたすりーふをおろした物或いは搾り汁を用いて、鎮咳や喉痛の改善目的に使われています。