ミント/薄荷/ハッカ

ハッカ/ミントの概要

ハッカは料理に添えたり、ハーブティーなどに利用されるケースが多く、その用途も幅広いものとなっています。別名では、薄荷(ハッカ)とも呼ばれていて、ハーブの一つになります。地中海沿岸地方や西アジアが原産地と言われていて、一般的なハーブで利用されているのは、ペパーミントとスペアミントになります。現在、ハーブだけでなく、化粧品や食品関係など、その利用範囲もかなり広くなっています。古くは古代エジプトにおいて香辛料をはじめ薬草として用いられていた経緯があり、伝統のあるハーブの一つになっています。

ハッカ/期待される効能・効果

メントールには刺激がありますが、高い抗菌性があることで知られています。このメントールがミントの葉に含まれており、消毒や麻酔、冷却といった働きが認められています。民間療法の領域では、葉をすり潰して外用として、頭痛や筋肉痛、歯痛、肩凝りといった症状に利用されています。また、葉から抽出した浸出液は、消化器系の障害の改善や、口腔内の消毒に用いられています。漢方の領域では、ミント油を整腸、健胃、頭痛、痙攣、眩暈、駆風といった症状に対して使われています。また、ハッカ油ははっかの精油成分から生成されたものです。尚、はっかには抗癌性もあるのではないかと考えられています。