パプリカ

パプリカの概要

パプリカはレッドペッパーを品種改良したもので、ハンガリーにて十六世紀ごろから生産され出しました。原産地はアメリカです。日本へもちこまれているパプリカは少し甘酸っぱい種類で、辛味や芳香性に乏しいタイプです。通常の食材として使われる他、鮮明な赤色をつけるためにも用いられます。パプリカをスパイスにした場合、スイートタイプと呼ばれる果皮だけを粉末にしたものと種子ともども粉末にしたホットタイプが知られます。こちらは少し辛味があるのが特徴です。しかし、一般に使われるのはスイートタイプで、こちらは少し甘い香りを持っています。生産地によっても若干異なり、ハンガリー産は芳香にすぐれ、スペイン産は発色力が強いと言われています。そのほか、ハンガリーをはじめ、スペインやフランス、ポルトガル、アメリカ、ブルガリアなどの生産地ではレッドペッパーの代用としてパプリカのホットタイプを使うことが多いようです。

ぱぷりか/期待される効能・効果

含有される成分にカプサンチンやカプサイシン、リモネン、レシチンなどがあります。カプサンチンはいわゆるカロテノイド色素であり、その抗酸化作用から癌の抑制に働きかけると言われています。またコレステロール値を下げるとも言われます。カプサイシンはぱぷりかの辛味を構成する成分であり、抗酸化作用の他、脂質代謝を促したり健胃作用があると言われています。リモネンは芳香成分であり、こちらも抗癌作用に期待されています。レシチンは老人性認知症に役立つと考えられており、脳機能を保ったり改善する働きに期待されています。