ラディッシュの概要
ラディッシュは冷水に浸すと切り口が開口し、食感も良くなります。料理に添えたり、サンドイッチやサラダ、酢漬けや糠味噌漬け(ぬかみそづけ)などに用いられています。食用とされるのはラディッシュの根部分で、葉も食用にされる品種も存在しています。古くは古代エジプト時代より用いられていた経緯があり、ラディッシュの記録が残されているそうです。もともとヨーロッパに生息していた野生種が起源とされていますが、ハッキリとは分かっていません。そのため、原産地も明確にされておらず、日本へ渡来したのは明治以降と言われています。日本ではラディッシュのことを二十日大根(はつかだいこん)と呼んでいますが、これは種を植えて二十日程度で、食べられるようになることに由来しています。現在、家庭で栽培しているケースも見られ、周年栽培されています。品種では白色や赤色、紫色のものや、形状も紡錘形から丸形まで多くの種類が存在しています。
らでぃっしゅ/期待される効能・効果
大根と同種であるため、含有されるらでぃっしゅの成分もよく似たものとなっています。らでぃっしゅの有効成分はアントシアンと呼ばれる色素成分で、抗酸化性に注目されています。また、赤色のカロテン系とは異なることから、ビタミンA特有の働きはありません。アントシアンは赤ワインや茄子(なす)にも含有されている色素成分で、活性酸素を抑制する働きがあると言われています。これは抗酸化作用によるもので、老化の予防をはじめ、癌の発生を抑えたり、コレステロールを低下させる働きがあると言われています。このため、動脈硬化の予防にも有効ではないかと考えられています。