タイム

タイムの概要

タイムは幅広い用途で利用されており、代表的なものでは消臭目的で肉料理や魚料理に使われています。また、香草の束であるブーケガルニ、クリーム煮などの煮込み物、ソース、魚のムニエルといったものにもタイムが利用されています。タイムは南ヨーロッパを原産地としていて、日本へは江戸時代以降に伝わったと言われています。古くからハーブとして用いられてきた経緯があり、利用部位は小枝や葉部となります。独特の芳香と辛味があり、保存する際には乾燥させるのが一般的です。別名では、たちじゃこうそう又は木立百里香(きだちひゃくりこう)とも呼ばれています。スパイスとして利用されているのは、タイムの葉を乾燥させたもので、防腐作用や殺菌作用もあると考えられていたため肉の保存の際にも利用されていました。他にもピクルスやソーセージ、ハムといった加工食品にも使われており、肉類や魚介類の消臭に役立てられています。その他、ハーブオイルやハーブバター、ハーブビネガーにも合うと言われています。

たいむ/期待される効能・効果

古くから気管支炎や百日咳といった症状の改善目的で利用されてきた経緯があり、他にも喘息や去痰、花粉症や駆虫といった症状の改善目的で使われることもあります。また、水虫や神経痛、リウマチといった症状に対しても外用薬として役立てられています。たいむは民間療法の領域で昔から抗菌性を有することで広く知られていました。また、多くの研究報告ではたいむに癌への予防効果が示されており、癌対策への利用に期待が寄せられています。