あらめ


  • 単品栄養価
  • 成分合計
  • カロリー

あらめ・蒸し干し

「 あらめ・蒸し干し」に関して100g中の カロリーを国の基準で評価した場合、7%含有し、140k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる100g中の 成分は、食物繊維(266.67%:48g)、次はマグネシウム(182.76%:530mg)、そして、ビタミンK(173.33%:260μg)、カリウム(160%:3200mg)、カルシウム(121.54%:790mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆16%
更に分析 >>

あらめ


あらめ(荒布/滑海藻)は暗褐色をした葉を持ち、最初の一年で、楕円形をした葉が短い茎に見られます。更に時間が経過すると、短い茎が伸長して直立し、上部で、円柱状になった茎が分岐します。分岐した茎には数枚の葉が現れ、その葉からは更に小側葉が現れます。生長すると百センチに達する丈となり、日本では、瀬戸内海や九州、伊勢などに生息しています。サガラメは、荒布/滑海藻によく似ており、同じ仲間となります。ただ、荒布/滑海藻より体が大きく、小側葉を持たない点が、区別されています。サガラメも古くから食用にされてきましたが、両者は似ているため、いずれが古くから食用にされていたのかハッキリと分かっていません。コンブ科荒布/滑海藻属に分類される荒布/滑海藻は、若芽(わかめ)より厚めの葉肉となっています。名称も、若芽と比較した場合に荒々しさを感じることに由来していると言われています。調理では、圧搾機を用いて蒸した荒布/滑海藻を圧搾し、そこから水分を除去して、かんなで削ったものが利用されています。これを「刻みあらめ」と言いますが、他にも塩干し、潮抜き、煮干といった方法も使われています。食用にする際は、味噌漬けやふりかけなどに用いられています。また、荒布/滑海藻には、アルギニン酸と言われる成分が含まれており、コレステロールや血糖値の低下作用、便秘改善、腸内の老廃物や有害物質である発癌物質などを体外へ排泄する働きがあると考えられています。このアルギニン酸は食物繊維のことであり、安定剤として利用するため、これを抽出して食品に添加されることもあります。