テンペ


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テンペ

「 テンペ」に関して100g中の カロリーを国の基準で評価した場合、10.1%含有し、202k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる100g中の 成分は、モリブデン(304%:76μg)、次は(65%:0.52mg)、そして、食物繊維(56.67%:10.2g)、n-6系脂肪酸(49.63%:3.97g)、n-3系脂肪酸(45%:0.72g)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆17%
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テンペ


インドネシアで広く知られる発酵食品のことを指していて、大豆を煮て、そこにクモノスカビの白い菌糸を発生させたものとなります。通常、大豆を水に浸して、その際、大豆の表皮を剥きます。表皮を除去した大豆を今度は茹でます。茹でた後に、クモノスカビをふりかけて、バナナの葉で包みます。これを熟成発酵させたものが、テンペと呼ばれるもので、インドネシアの伝統食品として位置づけられています。見た目は、全体がカビで包まれた状態になっています。また、大豆の粒がケーキのごとくカビの菌糸で固められた形状をしています。風味はカマンベールチーズのそれによく似ているとされ、やや甘い香りが放たれていて、別名では東洋のチーズとも言われています。調理では、揚げ物、煮物、炒め物などに利用されていて、含有される成分では食物繊維をはじめ、ミネラル類であるカリウム及び銅といったものが目立っています。尚、オンチョムはピーナッツ油の搾りかすなどに、アカパンカビを発生させたものとなります。一方、テンペは、大豆を煮て、そこにクモノスカビをまぶしたものですが、いずれも食塩を添加せず、pHを低めに抑えることで、細菌の発生を阻害し、カビを発生させるという特徴を持っています。