エイ(生)


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エイ・生

「 エイ・生」に関して100g中の カロリーを国の基準で評価した場合、4.2%含有し、84k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる100g中の 成分は、ビタミンB12(154.17%:3.7μg)、次はビタミンD(54.55%:3μg)、そして、ナイアシン(47.5%:5.7mg)、蛋白質(38.2%:19.1g)、リン(21.25%:170mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆10%
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エイ


エイは、通常、アカエイのことを言い、カスベと呼ばれることもあります。長い距離を泳ぐことが可能で、遊泳力があると言われています。毒針が尾びれにあるため、これに刺されると痺れます。浅海の砂底を好み、日本や中国の沿岸区域に生息しています。成長すると、体が一メートル程度になり、日本の近海には、近縁種が数種類存在すると言われています。初夏が訪れると、浅場において数尾の子供を生みますが、アカえいは卵胎生となります。餌は、甲殻類や貝類としていて、一番美味とされているのは本種のものとされています。旬は夏で、調理の際は、煮つけや焼き魚、ぬた、煮魚、練り製品、かす漬け、煮こごり、甘酢あんかけ、干物などに利用されています。臭みがあるため、消臭目的で薬味や濃い味付けにするのが良いとされています。また、えいのひれ部は、味醂干しにされます。特に伊勢地方では、えいの干物ひれを晴れの日の料理として煮込み、これが郷土料理になっています。えいの仲間では、アカえいのほか、トビえいやガンギえいといったものがあります。尚、古くから食用にされていたと考えられるえいは、縄文時代の遺跡からもその形跡が発見されています。
別名:かすべ切り身(魚体全体から調理する場合、廃棄率:60%、廃棄部位:頭部、内臓、骨、ひれ等)