ニギス


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ニギス・生

「 ニギス・生」に関して100g中の カロリーを国の基準で評価した場合、4.55%含有し、91k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる100g中の 成分は、ビタミンB12(141.67%:3.4μg)、次はナイアシン(57.5%:6.9mg)、そして、蛋白質(37.4%:18.7g)、リン(27.5%:220mg)、ビタミンB2(21.67%:0.26mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆11%
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ニギス


ニギス(似鱚)は水深二百メートル程度の低層に群棲し、餌を小魚やイカ類、甲殻類などとしています。似鱚の名称は、シロギスによく似た姿をしているところに因んでいて、別名ではオキギスとも言われています。これは、似鱚が沖合いを住処にしているところに由来しています。漁獲の際は、小さめの底曳網(そこびきあみ)で行われ、季節は冬になります。沖合い底曳き網は、魚場が遠方で、数日間、沖にて操業を継続する漁法のことで、似鱚は、この底引き網によって漁獲されるため、干物や練り製品などに利用されることが多くなっています。また、似鱚は鮮度低下が早いことからも、塩干しや干物にされることが多くなっています。その他、天ぷらなどにも使われています。旬は晩秋で、成長すると二十センチ程度の大きさに育ちます。地域によっては、日帰り操業が可能なところもあって、そういうケースでは新鮮な似鱚を刺身にして食されています。生息域は、太平洋側で、相模湾以南から東シナ海となります。似鱚は、低生魚(ていせいぎょ)で、尖った口は小さく、体も細身になっています。食味は、白身であるため、あっさりとした淡白なものになっています。一夜干しや焼きギスなどで知られる島根県などは主産地になっています。尚、地方によっては、メギス、オキイワシ、オキギスと呼ばれる所もあります。
ニギス・生