- 単品栄養価
- 成分合計
- カロリー
花梨/カリン・生
「 花梨/カリン・生」に関して1個約170g中の カロリーを国の基準で評価した場合、5.78%含有し、115.6k カロリーです。食品の 栄養価としてこの基準に対し、最も多い値で含まれる1個約170g中の 成分は、食物繊維(84.06%:15.13g)、次はビタミンC(42.5%:42.5mg)、そして、カリウム(22.95%:459mg)、銅(19.13%:0.153mg)、ビタミンE(17%:1.02mg)、となります。また、耐容上限量が定められた 成分の過剰はありません。
成分バランス達成率 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆ | 8% |
カリン
花梨の原産は中国で、日本へは平安時代より前に渡来していたと考えられています。また中国では、果実を咳止めや疲労回復などに用いられてきたとされています。他には砂糖漬けや水煮、観賞用樹木としても利用されています。落葉性高木で、樹高は凡そ七センチ前後となります。マルメロに似ていますが、平滑で綿毛が果面に存在しません。また、成木では、幹からうろこ状に粗皮が剥がれ、その後に雲紋状を示すのが花梨となります。その他、花梨はがくが脱落します。秋に果実を熟しますが、果肉が石細胞を多く含有するため、とても渋くて硬いものとなります。そのため生食にはあまり適していません。果形は楕円形状で、凡そ十一月前後に熟し、果実は緑色から黄色に変色します。芳香は非常に強く、重さは400グラム前後。種子繁殖には古くから自然交雑が行われ、現存する果実の形などは変異が大きいとされます。そのため、なるべく形が良く大きい果実で、綺麗な果面を有しているものが選抜され、生産されています。含有される成分ではペクチンが多く、果実酒やジャム、砂糖漬けやゼリーといったものに利用されます。尚、乾果は咳止めとして利用されます。
カリン・生