鮎並/アイナメの概要
縄張りを鮎と同様に持っており、そのことが鮎並(あゆなみ)となって変化して鮎魚女(アイナメ)と呼ばれるようになったそうです。体の色は個々差がありますが、保護色の機能を持ちます。仲間となる種類では、ウサギ、スジ、エゾ、クジメ鮎並があります。ウサギ鮎並はアブラコとも呼ばれており、ベーリング海やオホーツク海などで見られます。大型種であり、全長も長くなっています。スジ鮎並はハゴトコとも呼ばれており、東北以北よりアラスカ湾にいたる区間で見られます。エゾあいなめはドンコやスケソウ、タラといった名称でも知られており、北海道の北側から太平洋沿岸にいたる範囲に生息しています。煮つけや塩焼きなどに利用され、見た目は少し細くなっていますがアイナメに類似します。クジメは焼き魚や煮つけなどに用いられますが、その味はアイナメの方が良いとされます。北海道の南側より九州の北側の沿岸に見られます。尚、別名で油女(あぶらめ)や油子(あぶらこ)、根魚(ねうお)とも呼ばれています。
アイナメ/期待される効能・効果
アレルギーや癌の発生を抑えたり、骨や肝機能を強化する働きがあると言われています。また、脳の働きを保つのを改善したり、高血圧や動脈硬化の予防に有用とされます。含有される成分には、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA/IPA)の他、ビタミンB2・D・Eなどがあります。ドコサヘキサエン酸(DHA)は不飽和脂肪酸の一つであり、癌や老人性認知症を予防する他、アレルギー症状を改善したり、コレステロールを減少させる作用があるとされます。また、神経組織の機能を保ち、記憶力を高めたりする働きがあると言われています。エイコサペンタエン酸(EPA/IPA)は高血圧や癌を予防したり、アレルギー症状の改善、抗血栓作用などがあるとされます。ビタミンB2は新陳代謝を促す作用があると言われており、疲労回復に有用とされます。ビタミンDはカルシウムの吸収を補助し、ビタミンEは細胞の老化を防止する作用があると考えられています。