赤魚鯛/アコウダイの概要
アコウダイは鯛の形状に類似し、体色は鮮明な赤色を呈することに名称も由来しています。冬と春にいたる期間中、漁獲量の多いところは駿河湾や相模湾などとなっています。赤魚鯛の生息域は東日本より南側の深海となります。仲間となる赤魚鯛の種類では、オオサガやシマゾイ、クロソイがあります。オオサガは高級魚として知られており、祭事などに使われています。生息域は北海道近海になっています。シマゾイは別名でキゾイとも言われており、黄褐色若しくは緑黄色をした体色を持っています。生息域は東北地方より北海道にいたる範囲とされます。尚、アコウダイ(赤魚鯛・阿候鯛)は別名でアゴウや赤魚(あこう)と呼ばれることもあります。
アコウダイ/期待される効能・効果
癌の発生を抑えたり、皮膚や粘膜を守る作用があると言われています。また、視力を保つの改善したり、脳の働きを保つのを改善する働きがあると言われています。更に血栓防止や肝機能強化、動脈硬化を予防する効果もあると考えられています。含有される赤魚鯛の成分では、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA/IPA)、ビタミンA、ビタミンB1などがあります。ドコサヘキサエン酸は癌を防いだり、コレステロール値を下げる役割があると言われています。また、記憶力を高めたり、神経組織の機能を維持する役割があると言われているため、老人性認知症の改善に有用とされます。エイコサペンタエン酸にも癌抑制やコレステロール低下作用があると言われており、後者はDHAより優れた効果を示すと言われています。ビタミンAは視力低下防止の他、皮膚及び粘膜においてその健康を維持する作用があるとされます。ビタミンB1はエネルギー代謝の促進作用があると考えられています。