干海老/ホシエビ

かつては素干しで天日乾燥によって明治時代まで行われていましたが、大正時代に入ると煮干も作られるようになったとされます。干海老(ホシエビ)は、アスタキサンチンと呼ばれる色素を含有しており、この成分は加熱によって赤っぽく変色します。ホシエビの種類では、殻つき、すり、蝦米、むき、桜海老があります。殻つき蝦は、名称の通り殻ごと塩水煮を行い、乾燥させたものです。原料はシバ蝦などです。スリエビは、殻を除去した煮干で、原料としてトヤマエビやシバエビが用いられます。蝦米は中国料理に利用されるタイプで、原料には中型以下のえびが選抜されます。殻を剥離した後、塩蒸煮後、干したものです。むきえびは高級品として知られる種類で、煮干するのに車海老類が選抜されます。桜海老は煮干、天日干し共に行われるタイプで、小さくて薄い紅色をした外観が特徴です。

ホシエビ/期待される効能・効果

ホシエビは眼精疲労を回復させたり、解毒の働きがあると言われています。また、骨や肝機能を丈夫にしたり、味覚の働きを保つのを改善する作用があるとされます。その他、癌や糖尿病、動脈硬化を防ぐのにもホシエビが有用とされます。含有されるホシエビの成分ではベタインやタウリンなどがあります。ベタインは胆汁が作られるのを促し、脂質の分解からエネルギー代謝を促進させ、コレステロールを減少させる作用があると言われています。またアミノ酸系に分類される窒素化合物であり、他に肝機能を高める作用などもあるとされます。いわゆる旨味成分の一つです。タウリンもアミノ酸の仲間であり、旨味成分の一つとなります。動脈硬化や糖尿病を予防すると言われているほか、肝臓における解毒作用を高めたり、目の疲れを回復させる働きがあると言われています。また、心機能を高めたり、交感神経を緩和させ、血圧低下に働きかけると言われています。その他、コレステロール代謝を促進させ、その排泄を促すことから血中のコレステロールを低下させる作用があると考えられています。