貽貝/イガイ

イガイの概要

黒い殻を持つことからカラスガイと言われることもありますが、通常のカラスガイとは異なる種類になります。およそ十二センチ程度の大きさで、真珠のようなツヤが内側に見られます。紅乃至黄色の肉質になっており、日本各地の沿岸に見られます。貽貝(イガイ)の仲間となる種類では、ムラサキイガイ、モエギイガイ、ミドリイガイがあります。ムラサキイガイは世界の温帯地域に見られ、ムールガイとはDNAで一致しています。モエギイガイは、殻半分除去したハーフシェルでニュージーランドから輸出されています。外観はミドリイガイに良く似ています。ミドリイガイはオードブルとしてパーティーの席で用いられており、貝殻は鮮緑色で美しいとされます。尚、イガイそのものは別名で、ニタリガイや瀬戸貝、ヒメガイと呼ばれることもあります。

イガイ/期待される効能・効果

貧血や眼精疲労の改善、疲労回復や肝機能強化などの働きがあると言われています。また、味覚の働きを保つのを改善したり、糖尿病や動脈硬化の予防に有用とされます。含有される成分には、タウリンやベタイン、ビタミンB12、マンガン、亜鉛などがあります。タウリンは海産魚の血合い肉に含有されている成分であり、通常の魚介にも広く含まれています。無脊椎動物であるエビやタコ、イカなどに遊離アミノ酸といった形で含有されています。タウリンは胆汁酸と結合し、その排泄促進から肝臓でのコレステロール代謝を促し、体外へ排泄する作用があるとされます。また、血液内のコレステロールを減少させる働きがあると言われていることから、動脈硬化の予防に有用とされます。その他、乳酸が増えてしまうのを抑え、疲労回復の働きもあると考えられています。ベタインは海産の無脊椎動物であるタコ、イカの生殖腺や筋肉内に見られる成分であり、通常グリシンベタインのことを意味します。アミノ酸系の窒素化合物であり、旨み成分でもあります。胆汁の生成を促し、脂質代謝を高め、コレステロールを減少させる効果があると考えられています。また、肝機能を高める作用があると言われています。