蒲鉾/カマボコ

カマボコにおいては、室町時代の終わりごろに板上に魚のすり身を塗布して焼く製法が開発されていたと考えられています。古くは平安時代の文献にカマボコに関する記録が見られますが、こちらは板ではなく細い竹を用いていたそうで、どちらかと言えば、焼チクワに類似したものだと推測されています。蒲鉾(カマボコ)と似たような種類では、チクワ、なると巻き、ハンペン、さつま揚げ、ツミレがあります。チクワは蒸す場合もありますが、多くは棒にすり身を巻きつけて焼き上げたものです。なると巻きは、波の形状に表面を成形し、模様に渦巻きを用いて蒸したものです。ハンペンは山芋などをすり身に添加して膨張させた後、茹でたものです。さつま揚げは具にイカや小エビ、野菜などを用いることもあり、成形した後、すり身を油揚げしたものです。ツミレは団子状にした後茹でたもので、原料に青魚を丸ごとすり身にしたものが使われています。

カマボコ/期待される効能・効果

骨を丈夫にしたり、血栓の形成を抑制する作用があると言われています。また、動脈硬化の予防にもカマボコが有用とされます。蛋白質は質の高いものが多い一方で、脂肪が少なく低エネルギーといわれています。含有されるカマボコの成分には、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA/IPA)、マグネシウム、リン、カルシウムなどがあります。ドコサヘキサエン酸はアレルギー症状であるアトピー性皮膚炎を緩和したり、老人性認知症を改善する働きがあると言われています。また、癌を防いだり、コレステロールを減少させる作用もあると考えられています。エイコサペンタエン酸はDHAより優れたコレステロール低下作用と血栓抑制作用があると考えられています。また、癌や高血圧、動脈硬化の予防に有用とされる他、アレルギー症状を緩和させる働きもあるとされます。マグネシウムは虚血性心疾患を予防する働きがあると言われているミネラルで、骨の構成成分としても重要な位置にあります。リンはアデノシン三リン酸や核酸、リン脂質の構成成分である他、骨や歯を形成するのにも重要な成分です。